ハラスメントを避ける3つの心構え
先日、テレビで『ハラスメント』について特集がされていました。
現在、認知されているハラスメントって何種類あるでしょうか。
調べてみてたところ、現在認知されているハラスメントは37種類でした。
ちなみに現在、認知されているハラスメントは次の通りです
・パワーハラスメント
・セクシュアリティハラスメント
・マタニティハラスメント
・ケアハラスメント
・モラルハラスメント
・ジェンダーハラスメント
・アルコールハラスメント
・リストラハラスメント
・テクノロジーハラスメント
・カスタマーハラスメント
・マッチングアプリハラスメント
・ワクチンハラスメント
・逆ワクチンハラスメント
・事後ハラスメント
・リモートハラスメント
・コロナハラスメント
・ロジカルハラスメント
・新型パワーハラスメント
・セカンドハラスメント
・ハラスメントハラスメント
・妊活ハラスメント
・2人目ハラスメント
・レイシャルハラスメント
・時短ハラスメント
・エンジョイハラスメント
・エアーハラスメント
・ラブハラスメント
・お菓子ハラスメント
・カラオケハラスメント
・グルメハラスメント
・コミュニケーションハラスメント
・スメルハラスメント
・スモークハラスメント
・マリッジハラスメント
・ソジハラスメント
・就活終われハラスメント
・就活セクシャルハラスメント
などなど。
年々、増え続けているので今後もハラスメントの種類は増えていくと思います。
特に、新型パワーハラスメントってなに?と思ったので調べてみました。
私たちの時代は頑張ることが基本でした。
教育係の先輩からも「もっと頑張りなさい」と言われていたし
自分自身も「もっと頑張らなきゃ」と思っていました。
その結果、頑張らなきゃいけないと必要以上に緊張して身体に力が入り、空回りして、必要以上に労力を使うため頑張るエネルギーを使い切ってしまい頑張れなくなっていきました。
「頑張っているのに、これ以上頑張らないといけないの?」
必要以上に、部下や後輩を励ますつもりが
必要以上に相手に負担をかけてしまう状態がパワハラですよね。
従来のハラスメントに対し新型パワーハラスメントは
「頑張らなくてもいいんだよ」
「無理しなくてもいいよ」
という先輩や上司の声掛けに対し
「頑張ろうと思っているのに、モチベーションを下げられた」という解釈をして不快な気分にさせられた場合を新型パワーハラスメントというそうです。
冒頭で記述したハラスメントの種類と内容からして本人は何気なくしている行動ですらハラスメントにつながる可能性がありますよね。
友人に新型ハラスメントのことを話したら
「もう、何も言えない・・・。何もできない・・・。」
と愕然としていました。
1,ハラスメントと社会
適応障害を発症するひとつの原因として、ハラスメントが挙げられると私は思います。
私が新人だったころは、ほとんどの人が記述したハラスメントを一通り経験していると思います。
そのときはハラスメントという概念もなかったから、私たちの新人時代はグッと我慢をすることができたんじゃないかなと思います。
しかし、今は時代も変わりこころを大切に扱う時代に変わりました。
こうして、上司や先輩の行き過ぎた言動や行動をハラスメントとして注意喚起するようになってきたんだと思います。
この言動が、行動がハラスメントだと認識できるようになって
若い人や新人スタッフのこころを守ることができる時代になったのかなと思うのです。
2,言葉の捉え方を変えてみる
ハラスメントと感じるのは相手の言葉・行動がまず挙げられます。
きつい言い方をされた。いやな顔をされた。
それだけで、きゅっと身体が縮こまる感覚がありますよね。
次第に、自分だけにきつい言い方をされているように感じたり、自分を見る目が怖いといった感覚になるんではないでしょうか。
こうして、適応障害やうつの症状が進んでいくのかなと思います。
そんなとき、聞こえている言葉や、見えているものに対し質問をしてみます。
「この言葉や行動ってハラスメントにあたるんかな?」
質問を投げかけることで、自分目線から切り離すことができます。
その場では、感情的になってしまい切り離すことができないかも知れませんが、その場を離れた時に自分に質問してみてください。
もしかしたら、違う答えがでてくるかも知れません。
以前にも、視点を切り離す記事を書きました。
切り離すといっても、何十年も自分の視点でしか生きてこなかったので、すぐに切り離すには少し時間がかかると思います。
なので、自分の見えてる世界や聞こえている言葉に対し質問してみてください。
視点が変わると、相手の言葉や行動の捉え方も変わってきます。
3,ハラスメント回避は関係性ありき
ハラスメントをする側は、ハラスメントをしていること自覚していないことがほとんどです。
ハラスメントは
身体的・精神的な攻撃などによって 他者に不利益・ダメージを与えたり、不愉快にさせること と定義されています。
人と人が関わるときに、かならず人間関係が生まれます。
いい人間関係も悪い人間関係も、すべて関係性で決まってきます。
よく「大阪弁はきつい」と他県の人に言われがちです。
おなじ「なんでやねん」でも関係性がいいときは、笑って過ごせるけど
関係性が悪い時は言い方がきついと言われます。
ハラスメントも関係性の良し悪しで、変わってくるのかなと思います。
4,おわりに
今回は、新型パワーハラスメントから話題を広げてきましたが多くのハラスメントは受ける側の快・不快で決まってくるように見えますが、実際にきつい言葉や態度をする人も多いです。
受けるひとの多くの場合は、やさしい人が多く周りの人に言い出せずに適応障害を発症するのではないでしょうか。
こころのことを学んで、私が思うのは
言葉や行動の取り扱いを丁寧に取り扱うことができたらハラスメントは少なくなるんじゃないかなと思うのです。
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