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会話が楽しくなる3つの術
「人と話すことが苦手です。」
私を含め、言ったことがある人は多いんではないでしょうか。
私は、気が付いたときにはよく言っていました。
けっこう、お気に入りだったなと思います。
なぜかというと、話すことが苦手と言っておけば防衛線が張れて無言になってもフォローしてもらえるからと思っていたからです。
とはいえ、仕事では「話すことが苦手」では済みません。
特に看護師は命を預かっている仕事なので、情報の共有や報告・連絡・相談はしっかりとしなくてはいけません。
申し送りや患者さんやご家族や医療従事者とのコミュニケーションも会話がないと始まりません。
話すことが苦手で、
文章の構成もうまくできない。
申し送りがうまくできずに先輩看護師を不機嫌にしたり
後輩看護師からも陰口を言われたりと
落ち込む日々を過ごしていましたが、月日が経って
こころと身体の健康を取り扱う看護師
Wellnessナースビジネスプログラムでコミュニケーションについて1年半学んだときに、学んだコミュニケーションスキルが新人の時に知っていたら人間関係がもっと楽にできたかも知れないな。と思うことがあります。
今日はその中の3つを紹介したいと思います。
1,あいうえおの術
お友達や先輩や上司とはなすときに
あいうえおに術を使います。
どんな術かというと・・・。
「ああ・あっ!」
「いい・いいね」
「うんうん」
「ええ・えー」
「おお」
その時の話の内容によって、あいうえおに術を使い分けます。
おなじ「あ」でも
納得したように「あー」や理解したような「ああ(なるほどね)」とか
「え」でもびっくりしたような「えぇ!?」や、イヤそうな「えー・・・」など使っていきます。
2、はぁ・へぇ・ほぉの術
その名のとおり、話の内容に沿って
「はぁ」「へぇ」「ほぉ」を使い分けていきます。
あいうえおの術同様に、リアクションを変えながらちょっとオーバーに反応するのがポイントです。
3,うなずきの術
なにも言わなくとも、相手の話に合わせてうなずく術です。
うなずくという行為は、言葉はなくても相手の話を肯定している体現です。
この術は、ラポールといい、
相手との波長を合わせるためのコミュニケーションスキルのひとつです。
相手から見れば、
「この人は、私の話を聞いてくれている。私の話を理解してくれている。」という安心感が生まれ、どんどん話をしたくなります。
話すことが苦手という人は
話すことよりも話を聞くプロになることにフォーカスするといいと思うのです。
話すことが苦手な人は、人の話を聞くことが使命なんじゃないかなと私は思うのです。
話すひとの人生を受け止める器が備わっているんじゃないかなとコミュニケーションを学んでそう思います。
ラポールにはもっと種類がありますが、まずは簡単にいつでも使える3つをご紹介しました。
話が苦手という人の一助になればいいなと思います。