「最門司さくらの憂国日記」ロシア・ウクライナ紛争(前編)

ロシア・ウクライナ戦争を冷静に報じないマスコミ
日本人は、猫も杓子もロシア非難一色の様子。マスコミは、戦時プロパガンダで、かつての執拗なモリカケ、花見報道と同じだ。3月23日のウクライナ大統領の日本の国会演説で、彼が絶対言えなかったことがある。米国の干渉と過激民族主義者の軍、政治への浸透や彼に反対している選挙で選ばれた親露派議員の自宅軟禁などだ。経済制裁でも英米を信用しないサウジ、インド、ベトナムは不参加。在日ウクライナ大使館が、戦闘ボランテイアを募集して、日本人70人が応募したという。すでに、米国など各国から義勇兵がウクライナで戦闘しているという。1日の日当は、千ドルから二千ドルという。しかし、入金が全くないという傭兵もいるらしい。かつてシナ事変でも米国義勇兵が戦闘機とともに日本のゼロ戦、隼と空中戦をしていた。フライング・タイガースだ。真珠湾よりも1年早く日米は戦争をしていたのである。その後彼らは部隊復帰している。そのためプーチン大統領は、義勇兵は、捕虜の待遇を受けられないと警告した。戦時国際法に従っただけである。
 米紙によれば、当初キエフ陥落の時は、ゼレンスキー大統領を亡命させて、政権引き継ぎで戦争継続させるつもりでいた。米国は、どうしてもロシアを疲弊させるつもりらしい。支那事変で蒋介石を南京から重慶に避難させ、戦争を長引かせ、日本を疲弊させたことを想起させる。その後大東亜戦争になったが、ロシアが疲弊した頃、次にロシアに再び降りかかるのは何か?大日本帝国解体同様にロシア解体かもしれない。まったく正義も道義もありはしない。
戦争の半年前にアチソン国務長官が、アメリカの防衛線はアリューシャンから日本を通ってフィリピンにいたる線であると演説した。ソ連も中国も北朝鮮も台湾と朝鮮半島が入っていないことに注目し侵攻した。
 今までアメリカは、NTOを東方に拡大するばかりでなく、ウクライナを通じてロシアに対し、大いに挑発してきた。ロシア・ウクライナ戦争の直前、2度もバイデン大統領は、ウクライナに米軍は、派遣しないと言明した。我慢に我慢を重ねてきたプーチン大統領は、やはり朝鮮戦争前の
アチソン宣言のときのようにここに注目した。
 さて、今米国民主党は、中間選挙で大敗が予想されているが、中国に対し、議員を訪台させるなどの挑発をエスカレートさせている。中国が絶対に台湾進攻をしなければならない条件は、台湾独立である。米国が台湾を国家として承認。その後ある日突然、米軍は、第一列島線を超えないとブリンケン国務長官が宣言する。習近平がこれに注目しないはずはない。中国経済が停滞している中で、台湾、先島諸島、尖閣を侵略するだろう。わが国は、米軍が出ない以上何もできない。日本海ではロシア、北朝鮮が軍事演習。米国は日本に欲しいだけの武器を売ると約束。正にわが国の存立危機だが、自衛権を発動したとたん、どこかに核弾頭を落とされ、三回目の被爆国となる。

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