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#弾き語り
【バルトーク】春よ春(Kikelet kikelet)【テケレー】
バルトーク「15のハンガリー農民歌」より11番の元歌です。 この歌には、複数の地域にある民謡とバグパイプ(ドゥダ)の音源があります。歌詞はセベシュチェーン・マールタさんがヤーノシュ・バンドの「バルトーク」CDで歌った「まとめ版」です。 歌詞: =日本語訳= 1) 春だ春だ、風よ私に吹くな、愛していたのはもう過去のこと。 2) 薔薇よ消え去れ、私のものにならないのだから、もし私のものなら、咲きかたも違っただろう。 3) その犬を悲しみが襲う、両目で見ることができないなんて、だったら瞼を器に パーリンカ を飲みなさい。 =ハンガリー語= 1) Kikelet, kikelet, Ne fújd rám a szelet, ‖: Elmúlt az az idő, Mikor szerettelek :‖ 2) Hervadj rózsa, hervadj, Mert az enyém nem vagy, Ha az enyém volnál, Különbet nyilanál. 3) Bú érte a kutyát, Két szemivel nem lát, ‖: Szeme kupájából, Idd ki a pálinkát. :‖
ミハーイさんの挨拶
伝統破壊の社会主義時代にも、ハンガリー大平原南部のボクロシュ集落、電気もガス引かれていない集落の農民として、テケルーの伝統とカトリックの信仰を守ってきた老人たちがいました。この歌は彼らが記念日やお祝いの挨拶として歌っていたものです。ユーチューブには歌っているハンガリー語歌詞も載せていますが、ここには私自身の翻訳を掲載します。 --- 愉悦と賛美とともに、天は喜びで満たされ、晴れやかな太陽の光に輝く、 雲が晴れ、星々が現れた、ああ、なんて遠くにあるのだろう、 すべての動物は今日、喜びにわいている あなたに神の加護あれと、私は心より祈りを捧ぐ、肉体と魂が祝福され神様の思し召しのままに、と 栄光の大天使聖ミカエルもハープを取り、彼の甘やかな声で、親愛の歌を響かせる 楽園の庭で今日、木に花が咲いた、その枝の下には金色に輝く林檎の果実、 それを摘み取る者もまた、地上の全ての生物に加護を与える大天使聖ミカエルである