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【登山者必見】要注意!日本の蜘蛛の見分け方 〜毒を持つ種類から無害な種類まで完全解説〜

山で会ったらこんにちはー!低山ハイカー英武ゆうです!今回は、山歩きでよく遭遇する蜘蛛について、種類や特徴、そして特に注意が必要な毒蜘蛛の見分け方までご紹介していきます。

日本の蜘蛛の基礎知識

意外かもしれませんが、日本に生息する蜘蛛の種類は実に1,200種類にも及びます。その生息域も幅広く、家の中から街中、そして私たちがよく訪れる山や森まで、あらゆる場所で見かけることができます。

実は、ほとんどの蜘蛛が毒を持っていますが、その多くは獲物となる虫を弱らせる程度の毒性で、人間に対して深刻な害を及ぼすものは稀です。

生活スタイルによる分類

網を張る蜘蛛たち

蜘蛛というと巣を張るイメージが強いですが、実は全体の約半分の種類しか網を作りません。網を作る蜘蛛の代表格として、まずジョロウグモを紹介しましょう。

派手な色をした大型の蜘蛛で、その名前は美しい花魁(おいらん)に由来します。大きな縦型の網を張ることで知られ、見た目は毒々しいものの、人間に対する毒性は極めて低く、噛まれても心配ありません。

もう一つ特徴的な網を張る蜘蛛として、クサグモがいます。公園や庭など、緑の多い場所でよく見かけます。他の蜘蛛と異なり、水平に網を張るのが特徴で、その網は非常に密度が高く、白っぽく見えることが多いです。

地面を歩き回る蜘蛛たち

家の中でもよく見かける種類として、アシダカグモが挙げられます。体長が15cmにも達する国内最大級の蜘蛛で、見かけると驚いてしまいますが、ゴキブリを捕食してくれる益虫として知られています。

また、エビグモも家庭でよく見かける種類です。小型で、特徴的な2対の目を持ち、愛らしい印象を与えます。小さな虫を捕食し、家の中でぴょんぴょん跳ねる姿をよく目にします。

地下に住む蜘蛛たち

地下性の蜘蛛の代表としてジグモがいます。その名の通り、地面に約10cmほどの縦穴を掘り、そこに糸で膜を張って生活しています。

特に注意が必要な毒蜘蛛

カバキコマチグモ

黄色い体が特徴的で、沖縄以外の全国に生息しています。イネの葉を巻いて巣を作る習性があり、その姿はちまきのように見えます。この蜘蛛に噛まれると、激しい痛みや腫れ、頭痛、発熱などの症状が出現し、重症の場合はショック症状を引き起こすこともあります。

セアカゴケグモ

真っ黒な体に背中の赤い模様が特徴的な外来種です。残念ながら、公園や住宅地など、人の生活圏内に急速に広がっています。メスのみが毒を持ち、オスは小さくて無害です。オーストラリア原産で、非常に強い毒を持っていますが、基本的に攻撃的ではないため、こちらから刺激しなければ問題ありません。

蜘蛛にまつわる面白い伝承

日本には蜘蛛にまつわる興味深い伝承も残されています。その一つに、蜘蛛が400年生きると美女に化けるという言い伝えがあります。他の動物が長生きすると妖怪になる伝承が多い中、蜘蛛だけは美女になるというのが面白い特徴です。

このように、蜘蛛は決して恐ろしい生き物ばかりではなく、多くは人間にとって無害か、むしろ益虫として役立っています。ただし、一部の毒を持つ種類については、見分け方をしっかり覚えて、不用意に触れないよう注意が必要です。

より詳しい解説や実際の映像は、YouTube「低山ハイカー英武ゆう」チャンネルでご紹介していますので、ぜひチャンネル登録をお願いします。


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