
Photo by
kaze925
【連載小説】夏の恋☀️1991 シークレット・オブ・マイ・ライフ⑩
シークレット・オブ・マイ・ライフ 参号
初体験?
中3の夏、初めて本格的に酒をのみはじめた。
私たちはクラス会をした。クラスメイトのひとりの家で。ひろいリビング。金持ちの家なのだろう。家人は誰もいなかった。おれらだけ。
二十名ぐらいいたのではないかな。
店で買ってきた、ビール、泡盛、カクテル。たっくさん。
おれらは飲みはじめた。のむと、いい気分。わたしは大いにはなし、おおいにわらった。私は話すのがとくい。みんなに、もっと、もっと話せといわれた。私はべらべらと話した。大さわぎ。
ふらふらになって、女、クリトリス・ブラックというおんな。
クリスに手をひかれて、別の部屋に入った。寝室。大きなベッド。
ドアの向こうには、クラスメイトたちの顔。いたずらっぽい目、目目、目目目。
がちゃ。ドアが閉められた。
私はベッドにすわって、すぐよこになった。その横に、クリスが座り、ティーシャーツを脱いだ。結束ベルトのような下着。それも脱ぐと、小ぶりな乳。
クリスに口を吸われた。私はクリスの背に手を回し、クリスは私のうえに、おおいかぶさってくる。
なんだか、ちょっと気分がわるい。んー。ん。酒のせい。
クリスの舌が私の口中で、首をつかまれたグルクンのようにあばれている。
んー。んー。。。
気絶。
気がつくと。気分はよくなっていた。
いそいそと、クリスがシャツを着ている。
私は、ズボンを脱いでいて(脱がされて?)パンツ。服は着ている。
部屋をでると、やったか? とクラスメイトたち。
うん、とクリス。にっこりしている。
わー。拍手。大さわぎ。乾杯。
つぎに別の男と、別の女が部屋に入っていく。
かくして私の、童貞(道程)は、えいえんにうしなわれた。そういうことになった。
K書
本稿つづく