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ganiwara
【掌編400文字の宇宙】不老不死ヲノゾムモノナドソンザイシナイ
私は過去に戻りたいと一切思わない。めんどくさすぎる。若くなりたいとも思わない。理由同じ。タイムスリップ(過去に)したいとも思わない。会いたいひとはいない(孤独か)。ただ死んだ祖母の中身汁をもう一度食べたいとは思う。
記憶と経験と情報と知識と。現在だけでもうイナッフ。
未来についても。
同じく齢を重ねた知人や友人、家族と過ごすだけで十分。年齢によって順番に、或いは色々あってあべこべに死んでいくのだろう。カントは生まれ育った土地を死ぬまで離れず、自分より高齢の者が死んでいくとちょっとよろこんでいたそうだ(じぶんが一番先輩になりたかったのかな)。
でも、世界最高年齢者って、さびしいと思う。だって、あんときさ、東条英機が死んで激しくワロタwwww(拍手喝采、とか話し合う人がいないんだもの。
若者や子どもと話をしていて、勉強になるなと思うことはあるけど、激しくワロタwwwwとはならない。
孤独か。