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【連載小説】夏の恋☀️1991 シークレット・オブ・マイ・ライフ⑨

 おめ子のことはまだもうちょっと話があって、事件後、学級懇談会で先生は母ちゃんにそのこと言ったそうだ。

「あんたね、お母さんは、とっても恥ずかしかったさ! 人まえでいわれてよ。みの縮む思いがしたさ!」

 ちゅらーくぬらーりた(めった怒られた)。。。

シークレット・オブ・マイ・ライフ 弐号 

口淫について

中学のとき、濡口紅子(ぬれくちべにこ)という女がいた。読者の中にもしっているものがあると思う。

あたまのおかしな女だった。くらげのように白くて、ふにふにしている。髪は櫛もいれてないようだが、みょうにつやつやしている。顔は、ふしぎだが、おぼえていない。

紅子は、頭がおかしかった。常に発情しているような、中1。なんだったのだろう、あれ。ホルモンがオカシクなっていたのか。

小4のおめ子のように固くはなく、張りはあったが、乳はふにふにしていた。いい感じで、大きくなってる。

なんでこんなことを知っているかというと、見たから。さわりもしたし。乳首も吸った。

ある日、私は授業中にトイレにいった。どうしても尿意が。

「トイレは休み時間にいけ、K、このタコが」と先生に言われた。

すみません、といってトイレにいった。じょろじょろじょろ~。

すっきりしてトイレを出ると、紅子がふらふらあるいて来た。この女は変なので、授業もまともにうけていないらしい。トイレに押し戻された。個室。

バタンッと戸がしまる。

紅子は私のズボンをおろし、パンツもおろした。ぼろん、と性器。

むくむくむく、となった。中学生というのは性欲がつよい。

便器に座らされた。ぬっと、あたたかい。

紅子は私のものを口にくわえたのだ。あごを動かして、ぬっ、ぬっとなる。だ液がおとを立てる。

うわー。すぐ出た。紅子は、のんだ。のんで、出ていった。

それから、なんどもなんども、こういうことがあった。トイレで。ボロボロの体育館の倉庫で。給食室の、廊下の角で。校内には御願所(うがんじょ)がいくつかあったが、そのまえの、木々に囲まれた、広場で。蝉の声。うるさい。夏の光。虫、虫虫、虫。とぶ虫。あるく虫。

夏の光のなかで、私は紅子のセーラー服を脱がし、シュミーズとブラをたくしあげ、白い乳を、むちゅうでもんだ。いたいといわれたから、焦らないようにやさしくさわった。ちくびもつまんだ。いたい。やさしくする。むしゃぶりついた。まばたきのような色の乳頭。

魔性。性の化身。おんなの。クラゲみたい。こんなにいやらしいおんなは見たことがない。ぬらぬらしている。からだも、そのまわりの空気も。色と空がないまぜになって、私の全身をくまなくつつむ。

恐怖、恍惚。

紅子の女陰がみたかった。たのむと、いつも「せいりちゅう」といわれた。

かぞえられないぐらい、紅子の口の中に出した。

中2になると、紅子は落ち着いた。バスケ部の彼氏ができ、優等生みたいになった。私には目もくれなかった。

なんだったんだ、あれは。


K書く

シークレット・オブ・マイ・ライフ弐号

本稿つづく


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