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はじめての取材!失敗しないように…の「失敗」って何?|ていねいコラム#番外編


失敗が怖い!めちゃくちゃいやだ!あぁ、失敗しませんように・・・


一応、大人(社会人4年目)の私ですが、はじめて取り組む仕事ではとくに、心の中でそう祈るような気持ちで働いています。笑

有難いことにさまざまな仕事に挑戦させていただいていて、このnoteもその中の1つです。いろんな方に取材させてもらって、記事を書いて、編集して、就活生のみんなに届ける。

これまでは、そんな一連の流れを、心強いライターさんと二人三脚でおこなっていたのですが、今回はじめて1人でやらせてもらうことになったのです。


めちゃくちゃ不安だ!!!あぁ、失敗しませんように・・・


そう祈りながら始まった取材の裏側には、たっくさんの気持ちの変化や学びがあったので、ていねいコラム番外編としてお届けします。よかったら、わたし榎本の奮闘っぷりをご覧ください(笑)


ーー「でも・・・」が頭から離れない


なんでもかんでも「でも・・・」って言うの、良くないですよね。わかってます。わかってるんですけど、考えてしまうんです。


それは、取材させていただく方を選んでいるときでした。

この方すてき!取材してみようかな?でも・・・遠くにお住まいだし。取材は直接がいいなぁ。

この方もお話聞いてみたい!でも・・・初対面だし。上手く取材できるかなぁ。

臆病者の私はひたすらこんな気持ちの繰り返しで、なかなか決断できなかったのですが、「でもこの方がいいんだよなぁ」と思う方がいました。


以前からTwitterで一方的にファンだった、竹内さんという女性。同じ採用担当で、価値観に共感できて、いつかお会いしてみたい!竹内さんの価値観を就活生にも届けたい!と思っていた方でした。

でも・・・初対面。ちゃんと話したことはありません。いきなり取材なんて、大丈夫だろうか?でもなぁ、でも・・・


「でも、榎本が好きな方なんやろ?じゃあ、いいんじゃない?」


上司のその一言で、なぜかふっと肩の力が抜けて、背中をぽんっと押された気分でした。

そっか。好きな気持ちさえあればいいのか。意外とシンプルなんだ!


そんな気づきがあってから、あとはもう進むのみ。まずは取材のお願い、アポ取りってやつをすることになるのです。


ーー初恋のような気持ちのアポ取り


メッセージ1

長すぎると嫌かなと思って、文章量や絵文字の量を調整したり。初対面でいきなり取材のお願いだと戸惑うかなと思い、まずは一度お話を・・・と、初恋の相手に送るLINEかのように、勇気を出してご連絡しました。

ドキドキ。

ドキドキ。


すると

メッセージ2

うわあああああ!やったーーーーーー!OKいただきました!!!!


うれしい、とっても嬉しかった。今までは取材依頼も上司がしてくれていたし、関係性のある方へのお願いばかりだったからか、なんだかもう、返事をいただけただけで、舞い上がりそうでした。

そうして、お話させていただいた竹内さんはやっぱり素敵な方だったので、しっかり取材するぞ・・・!と、より一層気合いが入ったのです。


ーーまるで、相手がそばにいるような準備期間


取材でも、会議でも、プレゼンでも。なんでも「準備」が一番大切だと、上司からは教わっていました。

今回は初めてだったので、なんだか不安で、とりあえず「取材 準備」で検索。そこで出てきたことを、一通りやってみました。


竹内さんのこと、働かれている会社のことを徹底的に調べる。変態なんじゃないかと思うくらい、隅から隅まで。でも、好きなことを調べている感覚なので全然苦じゃなくて、むしろ楽しい!

そして、ある程度情報が集まったら、次は「想像」してみる。こういう質問したら、竹内さんはどう答えるかなぁとか、どういうことを聞いてほしいだろうなぁとか。とにかくたくさん、想像してみました。

そうすると「もしかしたら、取材を受けるのが初めてだと言っていた竹内さんなら、当日こういうことを不安に思うかもしれない」と、竹内さんの気持ちが自然と頭に浮かぶようになって、準備がはかどりました。

不安だからこそ入念にしていたこの準備期間は、今思うと何より大切な時間だったなと思います。


ーー夢中になれるって、なんかいい。


そして迎えた、取材当日。緊張して20分前にはオフィスビルに到着してしまいましたが、ドキドキした心を落ち着かせるには、ちょうど良い時間でした(笑)

1時間の取材、あっという間だったけど、聞きたいことは全部聞けた!竹内さんの働き方や価値観を、しっかり届けるぞー!と、帰社後さっそく編集作業に取り掛かりました。

もちろんちゃんと休みながら、でも、夢中で原稿を書きました。

書きながら「もっとこういう話も聞いておけばよかったかな・・・」と思うことはあったけど、それはきっと失敗ではなくて、また次からの取材にいかしていけばいいこと。

いつの間にか、失敗を恐れていた気持ちはどこかへ行ってたし、むしろ私が怯えていた「失敗」ってなんだったんだろう?と今なら思えます。


ーー込めた想いは、きっと、ちゃんと届くのかもしれない。


そんな気持ちで完成した記事は、

わたしの愛が詰まっていたようです。笑(同期のツイートより引用)


竹内さんからもすごく喜んでいただけて、この記事をきっかけに、学生さんからインターンシップの応募があったりもしたそうです。そのことを、上司が一緒になって喜んでくれたり。

たくさんの人にはまだ届いていないかもしれないけど、でも、1人でも2人でも、ちゃんと届いた感覚はある。

これが「仕事ってギフトだよ」という私たちが伝えたい価値観なんだと思います。あぁ、こういうことなんだなって、私自身も確かめながら、感じていきながら、これからも届けています。


最後まで、読んでくださってありがとうございました*


文・榎本妃世里



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