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シン映画日記『ブラックライト』
MOVIX三郷にてリーアム・ニーソン主演映画『ブラックライト』を見てきた。
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反政府をスローガンに掲げる女性政治家ソフィア・フロレスがある夜、謎の交通事故死を遂げ、この事故の情報をマスコミにリークしようとする男を追跡するために、FBIは「フィクサー」と呼ばれるFBI調査官救出人のトラヴィスにこの件を任せる。
冒頭の女性活動家というか政治家の選挙キャンペーンの後によもやの事故、
そこにからむ男性ダスティとFBI長官に女性記者のミラ、そしてダスティの追跡を依頼されたFBI内の仕事人のトラヴィス、というように人物相関は悪くない。
さらに60〜70ぐらいのトラヴィスには孫娘がいて、彼女を可愛がるあまりいらぬ防犯グッズを買い与えたり、ちょっと暴走ぶりなグランパぶりを発揮。孫娘の母親である娘にたしなめられ、なんとか良いじいじになろうとする。
なんだろ、どちらのエピソードも一つ一つは魅力的なんだけど、上手く混ぜ合わさってない。
で、FBI絡みの謎の事故は「多分、そうなんじゃないかな?」という方向にコロコロ転がり、ラストはあっさり。
それにしても、リーアム・ニーソンが急に老けたように見え、老いらくのヒューマンドラマを演じるには程よいが、アクション映画に関してはちょっと厳しい年になったフシが感じられ、今後の作品も心配になる。