価値観。

私は自分に対して価値が見出せないし、ずっと"要らない子"として生まれてから15年間生きてきたし、誰にも必要とされないなら死にたかった。
今は猫がいるから猫に必要とされてるから何とか生きてられるけど、猫がいなかったら死んでると思う。
こういうこと言う人間は沢山いるし実は死にたくないって人も沢山いるんだろうけど、何度も慢性的に自殺未遂してOD首吊り飛び降りしてストーカーやDV男と7年も付き合って死の淵に立っても何も思わなかったしやっと死ねる嬉しいとしか思わなかった。

そんな私が他人に依存出来なかった時。
私に価値を与えてくれた元婚約者(DVバンドマン)とも上手くいかなくて孤独だった時に私の中で生まれた価値観。
もしかすると、働き始めた時から、もっとその前からそれは生まれてたかもしれない。

男が私を金で買う。
私に付いた値段は普通より少し高かったから(私より上は沢山いるけど)。

高校一年で私に遊ぶ度にお金をくれたお兄さんから始まったのか
私と遊ぶ為に毎回何かくれる先輩から始まったのかわからないけど
仕事としてキャバクラで働き始めて私の値段を知って

ああ私にはこの金を払ってでも私がいいって言って買う人がいるんだ、って。
そう思ったら生きてていい気がした。
契約愛人になった時も(妾とでも言うのでしょうか)、存在の対価にまとまった金を支払われ、綺麗な服を贈られ着せられてそれだけで喜んでもらえたし。
私の存在価値として大きくなったと思う。キャバ嬢もホステスも愛人も。自分を売るということが。

でも今はもう店に立てない。
見た目も劣化して、
それは手を加えれば何とかなるとしても身体を壊してそれすら出来ない。
起き上がっていることも難しいし、外出も車移動で5時間が限界のこの身体。

そんな今だから気付いた。
私はあの世界に依存していた。

出来ればあの頃のように
辛くて悲しいこともあったけどあの頃のように立っていたい。
今じゃ立ってすらいられないから。



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