レオ◯レス、一部の住民は歓喜
私は今、某レオ◯レスの一室でキーボードをタイプしている。(某の使い方が明らかにおかしい)
ツイッターのトレンドからLINEニュース、大学の食堂にあるテレビ、時に「親」まで日々あらゆる媒体を通して大小様々な「話題のもの」と触れる。パッと思い浮かぶ最近触れたニュースは
・魚も鏡に映った自分を認識することができるかもしれない。体についた寄生虫を砂利に擦り付けて、取れているかを確認するような仕草が見られた。(かわいい)
・アメリカ政府がファーウェイを起訴(規模が大きすぎて、実態が掴めない)
・結婚記念日のプレゼントとして送られたネックレスが去年と同じだったという母からの報告
・実は微妙に違う最新モデルだったことに後から気づいた母からの報告とのろけ
そして、◯オパレス。LINEニュースの見出しは
「レオパレス、オーナや住民は悲鳴」
何だかすごいことになっている。当事者である私も悲鳴をあげたほうがいいのかとすら思えてしまう見出しだ。以前からニュースに取り上げられていたけれど、千葉にいた時に住んでいた物件でもあったことから深く考えずに今でもレオパレスに暮らしている。
壁が薄すぎてある入居者がスピードラーニングを始めたら入居者全員英語がペラペラになった、隣人のスマホのバイブ音が聞こえるなどツイッターはもはや大喜利大会だ。
レオパレスの良いところは、家具付きであるところ。卒業と同時に引っ越す私にとって、身軽でいられることは大きなメリットだ。それから、サポートが手厚いところ。三回故障したエアコンは、ホームページのQ&Aを見ながら自力で直すことができた(あれ、故障多いな)。鍵を無くしてしまった時もすぐに業者と繋いでくれた。
もっと言えば、レオパレスの壁が薄いことにも良い面がある。しんしんと冷え込むこの時期、深夜に湘南乃風の睡蓮花を熱唱しながら帰路につくほろ酔いサラリーマンの歌声をこたつに入りながら聴けるのだ。
確かに壁は若干薄い。でも、実際のところ全く困っていない。なぜなら、そもそも入居者が他の物件を選ぶせいか空室が多いからだ。むしろ、のびのびと生活している。そう、報道に比例して私の生活はより一層まったりとしたものになる。
幸運にも、欠陥がないとされる方のレオパレスに暮らしているからこそ言えることかもしれない。報道にあるように、急な転居を迫られることは酷だ。
恣意的に切り取られたニュースからこぼれ落ちた一入居者の生の声。
最後まで読んでくださってありがとうございます!