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Vol.99 初心に帰る日【手紙の助け舟】
みなさん、ごきげんよう。
喫茶手紙寺分室の田丸有子です。
友人のお庭のスズランの花があまりにも可愛らしく、私も育ててみたいと昨年の秋に買った苗を鉢植えにして冬の間楽しみにしていました。そして、待ちに待ったその日がやってきました。
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この名前、どうしても覚えられません。
なんと可愛いのでしょうか。この愛らしさは罪と思えるほどです。しかもとても良い香りがします。葉っぱがまた見惚れる美しさで、花が終わった後も楽しめそう。期待を裏切らないその姿に感動すら覚えます。育てて良かったと心から思いました。今年はこの一株しか咲かない様子ですが、また来年以降に向けて少しずつ増やしていけたらと目論んでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680857515156-CiW4WgxMWd.jpg?width=1200)
このマキシマムカードは、その名も鈴蘭郵便局の風景印を郵頼して作りました。鈴蘭郵便局は北海道の真ん中より少し南東の音更町にあります。直接赴くのが難しいので、切手を貼った台紙を送り、押印して返送してもらう郵頼をしました。
マキシマムカードは、マッチングするテーマに沿った材料(切手とポストカード)を選ぶ私と風景印を押してくれる局員さんとの共同作品です。北の大地から届いたマキシマムカードは完璧でした。
中原淳一の言葉も今の私に響きます。手紙を書くときもnoteの記事を書くときもそうですが、何かを書く時には言葉を大切に扱おうと心がけている私にとってこの言葉は初心に帰るきっかけになりました。
さて、今日は近所の学校で入学式が行われていました。葉桜の明るい緑が揺れる中、未来への期待に胸を膨らませている初々しい表情の学生たちや誇らしげに見守るご両親の表情が印象に残り、まったく関係ない私まで清々しい新鮮な気持ちを取り戻せた気がします。
私が中原淳一の言葉や新入生の姿から初心を思い出したように、4月はその気になって見渡せば初心に帰るきっかけを作ってくれる光景があちらこちらで見られるのかもしれませんね。
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田丸有子(たまる・ゆうこ)|喫茶手紙寺分室 note ライター
手紙文化振興協会認定 手紙の書き方コンサルタント
子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。
切手に描かれている美術品や絵画の実物を鑑賞するための美術館巡りが趣味。目下ステイホームで始めたベランダガーデニングに夢中。
blog: 手紙魔Yukoのお手紙ライフ