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【Jabra Elite85t】このイヤホン、まさにエリート。

初めまして! Tegaashi / 手が足 です!
いつもはYoutubeにてオーディオ系のガジェットをレビューしているのですが、この度noteデビューすることとなりました!よろしくお願い致します!

記念すべき第1回目はJabra Elite 85tのご紹介です!

▼動画▼


外観

色は「チタニウムブラック」「ゴールドベージュ」「グレー」「カッパーブラック」の4色展開です。※カッパーブラックはAmazon限定。

ケースはマットなプラスチック素材で、指紋は目立ちません。ケース内部はサラッとしたゴム質です。磁力は少し弱めかな?という印象。

付けるイヤーピースによってはイヤホンを押し込まないとケースに収納しにくい場合があります。

イヤホン本体も全体的にマットな質感で、指紋は目立ちません。また、表面にはジャブラの文字が印字されていてカッコイイです。

ステムは楕円形になっているため、通常の円形のイヤーピースだと外れてしまいやすいです。

装着するとこんな感じ。本体はやや大きめで耳から結構出っ張ります。

仕様

ドライバー
ワイヤレスイヤホンとしてはかなり大きめの12mmのダイナミックドライバーを1基搭載しています。

遅延
音ゲー以外で気になることはまずないと思います。

コーデック
SBC、AACに対応しています。

防水性
IPX4の生活防水となっています。多少の雨の中なら問題なく使用することが可能です。実際僕も雨の中で何度か使用していますが、問題はありませんでした。

バッテリー
公称値はノイキャンON時にはイヤホン単体で5時間半、ケースと合わせると最大25時間となっています。実際にはどれくらい持つのか検証してみました。

ノイズキャンセリングONでピンクノイズを音量100%で流し続けたところ、1回目5時間42分、2回目5時間56分で電池が切れました。(13時20分から 19時16分まで)

1回目が12分、2回目が26分公称値を上回る結果となりました。

充電
USBタイプC及び、ワイヤレス充電に対応。また急速充電にも対応しているため、イヤホンをケースに15分しまえば1時間の使用が可能になります。

装着感
良くもなく悪くもなく、といった感じです。85tはセミオープン型であるため、耳にピッタリフィットするという感覚はありません。

しかし、その機構のおかげで密閉型のイヤフォン特有の耳栓をしている感覚が緩和されています。密着していないと外れやすいのでは。と思う方もいるかもしれませんが、これが意外と外れません。

一応検証としてイヤホンを装着した状態でブレイクダンスを踊ってみたのですが、外れることはありませんでした。

接続性
Air Pods Proよりは遅く、momentum true wireless2よりは早いといった感じです。特にストレスを感じることはありません。

操作性
左右それぞれ1プッシュ、2プッシュ、3プッシュ及び長押しでの操作に対応しています。再生停止、曲送り、曲戻し、外音コントロール、ボイスアシスタントのそれぞれをどのアクションで反応させるか選ぶことができます。

ただ、長押しでの音量操作のみカスタマイズが出来ない仕様になっています。


マルチポイント

これがめっちゃ便利です。予めペアリングを済ませておけば、イヤフォンを取り出した瞬間に2台に同時接続可能です。僕みたいにスマホを複数使い分けている方は、端末切り替え時のペアリングの手間が省けるので日頃のストレスが一気に無くなると思います。一ヶ月使用していても不具合などは一切ないため、その辺の心配も必要なさそうです。

アプリ

これがまた優秀です。
バッテリー残量の確認や外音コントロールの調整はもちろんのこと、自分の好きな設定を、最大3つまで保存しておけるモーメント機能があります。

例えば通勤時は周りに人が多いし危険だから外部音取り込みモードにして…通勤時は朝でテンション低いから気分あげるためにパワフルなサウンドにして…といったオリジナルの設定を保存しておくことで、いつでもその設定を呼び起こすことができます。これが地味に便利です。

イコライザー

イコライザーについて、5つの点を上下させることで音質を調節することが出来ます。

5つでは物足りないのでは?と思う方も居るかと思いますが、点の数が多いと自由度が高すぎてどの音質が最適なのかが分かりにくくなるため、このくらいがちょうど良いとおもいます。

サウンドスケープ

簡単に言うと、環境音をループで流してくれる機能です。実際の音声はこちらから確認できます。

この機能を使うことで、ノイズキャンセリングで消しきれなかった音をかき消すことができるので、作業に集中することができます。実際僕も勉強をする際に使っています。

その他機能

そのほか機能としては、音質を最適化するための聴覚テスト、通話時の音質調整、紛失時のGPS探索機能など、あったらいいなが目白押し。

特に通話時の音質調整ができるイヤホンは他にないので、テレワークやビジネスでの電話用にとイヤホンを探している人にはありがたい機能だと思います。

ちなみに即音というチェックを外すとより高音質な声を相手へ届けられるようになります。

ANC(アクティブノイズキャンセリング)

今回はAir Pods Pro、WF-1000XM3、と比較しました。音はYAMAHAの電子ピアノ、CLP-685の6基のスピーカーから流し、検証しました。

まず、中高音域についですが、中高音域はJabraが3機種の中では1番消せていると感じました。ただ、Air Pods Proとの差はそれほどないので、極端に中高音域のノイキャンが強い!という訳では無いです。

低音については他の2機種に比べると全然消しきれていない印象です。Air Pods Pro、WF-1000XM3との差は歴然でした。特に曲のベース部分はイヤホンをしていないのと変わらないくらい聞こえてきます。

風切り音

風切り音については、これまた2機種に比べると消しきれていません。耳から出っ張る形状が影響しているのか、低音の消音能力の低さが影響しているのかは分かりませんが、風が強い日には結構気になるレベルだと思います。

ノイキャンまとめ

日常ではそこまで低音が騒々しいと感じる場面は少ないため、騒々しいと感じやすい中高音を消してくれるJabraの方がノイキャンの恩恵は受けやすいのかなと感じました。ただ風が強い日や、ランニング時など風の影響を大きく受ける場面においては他2機種の方がストレスなく使うことが出来ると思います。

外部音取り込みモード

音は自然に聴こえてきます。日常で使用するには十分な品質です。ただAir Pods Proにはあと一歩及ばずといった感じでした。

通話品質

Air Pods Proと比較してみました。
通話品質はお互い高いレベルで戦っているなという印象ですが、Air Pods Proの方がより自然でクリアだと感じました。

音質

デフォルトでは重厚な低音が全体を包み込むようなサウンドになっています。
やや低音が強すぎて中高音域が埋もれてしまっている印象はありますが、12mmという大型のドライバーによる余裕のある沈み込むような低音は、なかなか他のワイヤレスイヤホンでは体験できないと思うので、聴く価値アリです。

ただ、もう少しバランスよく聴きたいという人もいると思います。そういう方にはイコライジングをオススメします。

この調整が個人的にはフラットで聴きやすいと思ったので、気になる方は是非試してみてください。

微妙なところ

気になった点は5つあります。
まず、寝ホンとしては正直厳しいです。

形状的に耳から結構出っ張るため、横になった際に耳が圧迫され、痛くなります。

2つめに、イヤーピースの互換性が気になります。

昨年話題となったセドナイヤーフィットセラスティックですが、これはLサイズだとケースへの収まりが悪くなります。

また丸型のイヤーピースだとイヤホン本体に上手く嵌らず取れやすいです。そのせいでセラスティックのようなフィット感のいいイヤーピースだと、取り外しの際、耳の中にイヤーピースだけ取り残されることがしばしば。

3つめはケース内部の汚れやすさ。
ケースの内部がゴム質になっている為、汚れが付きやすく取りづらい。更には色が黒であるため目立ちやすいです。

4つめに、環境音がブツ切りループするバグがあります。これは二回連続で同じ環境音を再生した際に発生するようで、一度目の再生では問題ないようです。ぶつ切りループになった際はアプリを立ち上げ直せば治るようですが、いずれにしても手間なのでアップデートでの改善を期待します。実際の音声はこちら

最後に、通話品質及び外音取り込み機能が期待していたより良くなかったです。
Jabraの通話品質はトップクラスだろうという個人的な期待値が高かったせいもありますが、せめて85tよりも一年以上前に発売されたAir Pods Proは超えて欲しかったです。

良かった点

1.ケース本体がかなり小さいこと

2.ワイヤレス充電が便利であること

3.ノイズキャンセリングの効きが強いこと

4.再装着時の音声再生タイミングが完璧であること

5.マルチポイントが便利すぎること

6.音質がいいこと

7.電池が結構持つこと

8.操作系のストレスが一切ないこと

9.アプリの機能が充実していること

です。特にマルチポイントは対応している機種が少ないため、これに対応している点は85t最大の強みだと思います。

まとめ

それでは最後にまとめです。
細かい気になる点はいくつかあるものの致命的な問題点はなく、全体的に良い点が目立つ素晴らしいイヤホンになっていると思います。音質については好みによるところはありますが、低音が好きな人には最高な1台だと思います。

価格・購入

価格はJabra公式サイト及びAmazonで26,800円と高めではありますが、価格以上の音楽体験を得られるイヤホンになっています。気になる方は是非こちらから購入してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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