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仙台中華そば 銘店嘉一 国分町店(仙台市青葉区)

宮城県内の食べログ・ラーメン部門No.1のお店(2024年3月時点)にいざ訪問!

2009年創業。コンセプトは「鶏の味で麺を食う」。スープは鶏と水のみだ。

実は2022年に秋保(仙台市太白区)に2店舗目をオープン。そちらを“本店″扱いにしたようだ。

公式ホームページを見るとお店のこだわりがよくわかるので、初めて訪問する方はぜひ一読のうえで行くことをおすすめしたい。

平日のオープン早々にもかかわらず、12席ほどのカウンターはすでに満席。店内にて10人ほどの並びができていた。

メニューはこんなかんじ。

カウンターが低いので、厨房内の調理風景がよく見える。厨房の中央で40代くらいのご主人が麺を入念に手揉みしている。割烹料理店のような白衣を着用されているのも、実にシズル感がある。

他に3人が調理を補助しているが、家族経営なのだろうか。あうんの呼吸で一つひとつの作業がスムーズに進んでいく。

麺は平ザルで手際よく。タイマーなど使わず、己の勘を頼りに麺を湯がいていく。THE職人気質。

中華そば

黄金色のスープがとても美しい。ひとくち、スープをすする。「うわ、うまっ!」というよりも、「うわ〜、やさしい〜」というニュアンス。自家製麺は、多加水の太縮れだ。

鶏チャーシューは「ちょっとかたい?」と思ったが、国産親鳥ならではの食感とのこと。たしかに歯ごたえが強く、噛めば噛むほど肉の旨みがする。これこそが鶏本来の味と食感なんだとか。

実は、最初にひとくちスープをすすったとき、「あれ、薄い?」と感じてしまった。ところが麺を食べ終えるころには、薄いと感じた食べ始めの自分が恥ずかしくなるほど、コク深い。

普段から塩辛いものばかりを食べているせいだろう。ずばりこの一杯が、本物の“鶏出汁″なのだ。


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