中国手打拉麺 馬賊 日暮里店(東京・日暮里)
日暮里駅東口を出て徒歩1分。ロータリーを越えると、すぐに見えてくるお店。
このお店の最大の特徴は、麺が自家製&手打ちであること。都内で手打ち麺を提供しているラーメン屋さんは、かなりめずらしいのではないだろうか。
しかも、営業時間中ずっと麺打ちしてる笑。そのうえ、麺打ち場が通り沿いにあるので、駅前での公開麺打ち状態。店の前に立ち止まって写真を撮る人も少なくない。
平日の11時。開店と同時に次から次へと客が押し寄せ、約30席が一気に埋まる。で、行列ができる。
厨房&麺打ち場には、いかにも旨そうな中華料理を作ってくれそうな3〜4人の料理人。ホール担当は、威勢がよくアットホームな女性スタッフ2〜3人だ。
メニューは豊富だが、女性スタッフの厨房へのオーダーは「担々麺、ギョーザ〜」の声ばかり。このセットを8割以上の客が頼んでいるのではないだろうか。
平日の午前中から、瓶ビールやレモンサワーで一杯やってる人も何人かいる。平和な光景でうらやましいかぎり。
そうそう、ここのお店のBGMは、麺打ちだ。職人が麺を「バンッ!バンッ!」と激しく打ちつけているのだ。慣れてないので、その都度ビクッと反応してしまった。
↓これね
ということで、担々麺をオーダー。
見た目とは裏腹に、スープがさらっとしてる。表面には複雑な旨みと香ばしい胡麻ダレ。中はあっさりのスープ。2層になってるイメージだ。
酢の酸味がわりと強め。甘みも辛みもなし。甘辛く濃厚なスープを予想していただけに、想像を覆された。
このスープのおかげで、主役の麺が良い意味で引き立つわ。
麺はこんなかんじ↓
多加水のきれいなストレート。太いというか、平打ちというか、不揃いというか…笑。麺によって食感が異なるのでおもしろいし、何より旨い。
それにしても、もっちもちだ。コシの強いうどんに近いかも。このかんじは、他では味わえない。
◇◇◇
ーーこの日の夜、「餃子」を食べないで帰るわけにはいかないということで、一杯やってきた。
餃子は30秒で出てきた(早っ)。かなり大ぶり。
肉の味つけもニンニクもあえて控えめで、全体的に薄味だ。皮に味がついてるわけでもない。
なのに、おそろしく旨い!!
間違いなく、皮が旨いのだ。「皮を旨く食わせるため」の餃子といって間違いない。
◇◇◇
以前、『マツコの知らない世界』でマツコも馬賊の麺を絶賛していたけど、噂どおり、ここの麺はまじで旨かった。というわけで、旨い麺を食いたいなら、ぜひ馬賊へ!