とら食堂(福島県白河市)
訪問は2回目。いろんな人の口コミにも書いてあるけど、「こんなところにラーメン屋さんなんてあるの?」と疑いたくなるくらいの田園風景にポツリ。夏場はカエルの大合唱も名物だ。
お店の近くまで来ると、小さな看板が。それを頼りに田んぼ道を走っていると、突如として膨大な数のクルマと行列が現れる。
平日のこの日は、16時時点で20人待ち。16時30分からのオープンを待つ客が列をつくっていた。「GWは5時間待ちだったんだよ~」ってのを聞いて失神しかけたけど、平日の夕方ならこの程度。
とはいえ、冷静になって考えてみてほしい。こんなへんぴな場所に、こんな微妙な時間に、しかも平日に……これは異常だ。
メニューは外で並んでいるときに決めたい。
ちなみに、お店に入ると、席の数に驚く。食べログによると48席らしい。
なので、オープンと同時に前から50人までの列に入っていれば、1回転目で入店できてしまう計算だ。
モモ、ロース、カブリのチャーシュー麺。
奇をてらっていない、これぞ元祖・白河ラーメンと呼べる一杯。
濃くないし、脂もちょうどよし。麺も絶妙なコシ。白河ラーメンの王道の真ん真ん中をいってるので、「ふつうじゃないか?」と言う人もいそうなくらい、スタンダードな味。最高のふつう。
奥深さをじんわりと感じる、安定の一杯がここにある。
食べ終わって外に出ると、なんと待ちナシ!平日夕方は、やはりかなりの狙い目だ。
こんなにすばらしいラーメンが福島にあるわけで、全国の方々が魅了されてるわけで、、、福島県民の誇りだ。