火風鼎(福島県白河市)
火風鼎と書いて、かふうていと読む。数ある白河ラーメン店のなかでも、独自色が強いと評判のお店。「行きたい、いや、行かなければならない」と思ってから何年経つだろうか。ようやく都合がついた。
お店は南湖公園のちょうど向かい側。外観はペンション風。写真から向かって左側が入口で、青い日よけテントは行列用。
ここまで大々的におすすめされたら、これを頼む以外にない。
みそ味、しお味もあるんだなと。どーでもいいことだが、ねぎみそチャーシューはあるのに、みそチャーシューはない。ねぎしおチャーシューもない。それはそれとして、ラーメン一杯660円は破格すぎる。
念願だった一杯が目の前に。見るだけでうれしい。
鶏油にまとわれたスープは黄色みがかっている。ひとくちすすると、鶏!だ。ちょい酸味もある。
チャーシューは白河ラーメンならではのスモーク系。噛み締めて、噛み締めて、旨いタイプ。
スープに特徴があるかとおもいきや、麺をすすってよくわかった。火風鼎のウリは麺だ!
麺の断面が角張っている。長方形だ。すすったときの口の中での存在感がすごい。食感はボソボソともちもちの不思議なかんじ。ここまでコシが強いのかと感動だ。
“とら系”と呼ばれるお店の麺とは、まるっきり異なる。同じ白河ラーメンでくくることはできないかもしれない。何度も通いたいお店だ。
ちなみに、火風鼎のご主人の息子さんのお店が、那須塩原の大行列店『手打 焔』である。
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