離乳食の準備①食卓への参加【0歳4ヶ月】
こんにちは。歯科医師兼保育士の、にのゆきです。
現在5歳・2歳・0歳の3人育児をしています!
末っ子が4ヶ月を過ぎたので、歯科医師であり保育士である自分が、3人目の我が子に実際に行った離乳食のレポをしていこうと思ってこのマガジンを立ち上げました。月齢ごとに実際にやったことや、意識したポイントをゆる〜く載せていきたいと思います。わたしの離乳食観につきましては「歯医者が離乳食について本気出して考えてみた」に詳しく書きましたので、よろしければご一読ください!
BLWや手づかみ食べさせてみたいけど、実際どうしたら良いのかわからない。離乳食、もっと楽したい。赤ちゃんのどういう点を見て進めていけば良い?そんなお悩みのヒントになるものがあれば嬉しいなと思っております。
さて、初回は離乳食の準備①【食卓への参加】です。
食卓への参加
4ヶ月を過ぎた頃、少しづつ離乳の間隔も空いてきました。完全母乳なので、授乳は1日に6回程度(夜間授乳1回含む)。一度飲んだら4時間ほど間隔が空きます。また、この頃になると日中起きている時間も長くなってきました。
そこで、上の子たちと食べる晩ごはんのタイミングに赤ちゃんが起きていて、お腹が空いておらず、機嫌も良いようなら、食卓に参加させていました。参加と言っても何かを食べたりなめたりするわけではなく、食事している空間に一緒に居て、家族の食事風景を見ている、と言った具合です。
最初は天井を見つめたり、ネムリラの上でいつの間にか眠っていた0歳でしたが、4ヶ月半ばをすぎると家族の食べている様子をじーっと見つめるようになりました。
食卓に参加してもらうことで、意識してくれたら良いな〜と思っていたことは3つ。
①食事のリズムや雰囲気を感じてもらう
家族が集まるタイミングが日に数回あることを知ってもらうと同時に、あたたかな食卓の雰囲気を感じてもらう。(と言っても急に踊り出したりする5歳と2歳に「あとで見せて!食べる時は座るよ!」と注意しながらでの食事ではありますが。笑)
②「食べる」ということを見てもらい、知ってもらう
実際に食べ物を口に入れる前に、自分より少し大きな子が食べているのを見て、「なんか口に入れたな」「もぐもぐしてるな」ということを知ってもらう。赤ちゃんは見る→覚える→真似しようとすることで成長していきます。見ることを強要しはしないし、実際見ても見なくても良いのですが、見ることができる機会を作りたかった。
③上の子どもたちにとっても0歳が家族の一員になったことをわかってもらう
5人家族であるという心構えを見える形で、食卓でもできたら、上の子たちもスムーズに新参者を受け入れられるかなと思った次第です。2歳にとっても家族が増えるという初めての経験を、なるべく違和感のない形で実現していきたいなと思っていました。
上の子がいなくても、親が食事を取るタイミングで、赤ちゃんと一緒に食卓を囲むのも良いと思います。「これはトマト、赤くて丸いね」など、解説しながらその空間を共有していくと、コミュニケーションを取る機会にもなりますね。
「食」には食べ物を身体に取り込むという栄養学的な役割だけではなく、誰かとその空間、味、記憶を共有していくことで、人間関係や社会との繋がりを形成していく役割もあります。近年では「こ」食(孤食・個食・子食・濃食など)が問題となっていますが、赤ちゃんの頃から「共食」を意識できると、「食事は楽しいもの」「食事を通してのコミュニケーション」を肌感覚でわかってもらえるのかなと思います。
この世界に来てくれてありがとう。じっくり見てってね!の気持ちで、引き続きゆるく「共に食べる」を続けていきたいと思っています。