夏なのだ
いつの間にか8月。まだ午前6:30だが外では蝉の大合唱。
昨日はスーパーの帰り道、ガリガリくんを齧りながら歩いた。
井上陽水の少年時代を聴く度に思い浮かべる空が現実の空と一致する季節。
縁側のあるだだっ広い畳の部屋で昼寝がしたい。その開け放たれた窓から海が見えたら最高だ。
横に読みかけの本を積み上げ、その時々の気分でページを捲り、眠くなれば目を閉じる。
喉が渇いたら家の前を流れる川の冷水で冷やしたスイカを切る。目の前に海が見えるのに川も流れているというのは虫が良すぎるか…
暑さのせいで食欲もあまりないから夕飯はとうもろこしと枝豆にビール。
そこに花火が数発パッと打ち上げられたら言う事ない。
どうやら私の脳内は完全に夏休みモードに入ってしまったようだ。
陽水さんもこんな気分の時に少年時代を書いたのだろうか。
今、2024年の夏真っ只中にいるというのに、どこか遥か過去に遡って経験し得たかもしれない架空の夏を懐かしんでいる。