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真夜中の110番通報

寝坊してしまった。夜中の一時頃にバイクの騒音で目が覚めて、その後なかなか寝つけなかったから。

川沿いに建つ我が家は歩行者或いは自転車専用の橋の袂に位置する。橋の向こうには緑豊かな公園という最高の立地。車が走れる道路に面していないので一日中静かだ。だからこそ夜中にバイク一台でも音がするとうるさい。

昨夜はバイクの音で起こされると夫は瞬時に確認のため外に出た。しばらくして戻ったと思ったら
"Call the police. They crossed the bridge on the motorbike.  I'm going to try to take photos.(警察に電話しろ。バイクで橋を渡って行った。戻って写真を撮ってくる。)"
と言い残し再び外に行ってしまった。

実は、この様な110番通報をするのは初めてではない。以前にももっと早い時間ではあったがバイクで通り抜けることが禁止されている公園内でバイクに乗った若者3人が走り回っているのを通報した事がある。

初めて110番通報したのは今年の春頃に近所の犬の鳴き声が尋常でなかった時だ。何日か続けて一晩中、日中も何時間か通して外で飼われている犬がひたすら泣いていた。生まれて初めて110番に電話してみると思いのほか親切な対応で、すぐに確認に向かえるかはわからないが一両日中に犬が飼われている家を訪問してくれるとの回答を得た。その後、そのお陰かわからないが犬の鳴き声はおさまった。

さて、昨夜のバイクの通報のため110番すると、
「今すぐ現地に向かいます。その後の報告は必要ですか?」
と聞かれたので
「こちらへの報告は不要です。よろしくお願いします。」
と電話を切った。

しばらくして夫が戻るなりこう言った。
"I got a photo of the bike. Let's go and show the police tomorrow.(バイクの写真を撮ったから明日警察に見せに行こう)"

夫がいなければいずれのケースも見て見ぬふり、聞いて聞かぬふりをしていただろう。私がやらなくても誰かがどうにかしてくれるだろうと事なかれ主義を決め込む悪い癖。

さて、そろそろ近所の交番に写真を見せに行こうと夫が言っている。

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