真の発見の旅とは 新しい風景を求めることではなく 新しい目を持つことである マルセル プルートス 聖なる旅より 主人公ダンが生死を彷徨いながらもモロカイ島に渡った頃 わたしも無事にモロカイ島の大地に降り立った 朝日を浴びながら空港を出ると1匹のトンボがわたしの視界に現れた トンボは英語でドラゴンフライ わたしにとっては、ドラゴンのお出迎えのサインだった その姿を目で追いかける その先にはちょうどレンタカ
太陽が遠い西の水平線に沈んだ頃 サーフボードを片手にオアフ島のマカプウ岬から海へ出た 数えきれないほどの波を越えて 主人公のダンは3日間も海を彷徨い続け 海流に乗ってモロカイ島へ辿り着いた しかもなんと食べ物もサンスクリーンも持たずに、、、 その頃わたしはベッドの上に寝っ転がって 明日乗る飛行機のチケットとターミナルの確認をしていた するとすぐに何かがおかしいことがわかった てっきり飛行機のチケットを取ったものと思っていたら オアフ島からモロカイ島へはモク
2022年の春ごろ わたしは、家の本棚の前に立って一冊の本を手に取った もうずっと長い間、本棚で眠っていたこの本のタイトルには 聖なる旅 ピースフル・ウォーリアー と書かれていた もう大分古くなった表紙からきっとどこかの古本屋で買ったものだろうと古い記憶を辿る 日に焼けたページを開くとそこに書かれていた言葉にわたしの心がザワザワと反応した 「聖なる旅はあなたの内側にあります あなたがこの世界で自分の求めているものを 見つけなければなりません さも
流産と聞くと何を想像するだろう ツラくて悲しい出来事 実際に流産を経験したわたしはこのツラいも悲しいも経験した わたしの何がいけなかったんだろうと自分を責めてしまったり だけども そんなお母さんの気持ちとは裏腹に お腹に宿った赤ちゃんのエネルギーはとても軽いから驚きものだ イメージするならワーーーイってやってきて バイバーイと帰っていった感じ なんならバイバイすら言ってなかったかもしれない とにかくそれくらいさっぱりしていて、地球にも母のわたしにも未練もな
ある日、突然 インスピレーションが降りてきてそれは、強くわたしの中に刻まれた 「もし、また赤ちゃんが来てくれる事があったらUMIって名前つけたいな」 私たちは、生まれる前に自分で名前を決めて来て、赤ちゃんがお母さんやお父さんに囁いてるって話があるけど、まさにそんな感じだったのかもしれない 今年40歳になって、子ども3人、長男はあと2年で高校卒業するし、新しいわんこを迎えて犬2匹になった我が家に新たに「赤ちゃん」を迎えようなんてことは、まったく考えもしない出来事だった