夏だ!学びのチャンス到来!VIVA夏期講習開催だぁ~!!!
TEDICほっとチームのあーやん。です。
8月14日~16日(13時~16時)、中3/高3の子どもを対象とした夏期講習イベントを実施しました!
拠点で子どもと過ごす中で、
「そろそろ受験生だし、勉強心配なんだよね…。」
「でも、今はやる気起きないしなぁ…家でもねぇ…。」
なんて声が聞こえて来ていたことをきっかけに、
「じゃぁ拠点とは別の学習したいと思える場を準備してみよう!」
と、計画を進めていきました。
今回実施の目的は3つ!!
①集中して学習する環境づくり
②わからないときに聞ける環境づくり
③計画的に学習に取り組める習慣づけ
参加した大人は延べ22名!!
→参加スタッフ、石巻市学びサポートセンターの先生:延べ12名
→参加チューター:延べ8名
→参加OBOG:延べ2名
参加した子どもは延べ14名!!!!
「勉強なら参加したい。」「それなら力になれる。」
「勉強のためにはいかない。」
「教えることはできないけれど、一緒に学びたい。」
チラシを配ったり、ボランティア募集をしたりする中で、大人も子どもも
思いは様々でした。
そして、夏期講習が始まった
どのくらい子供が来るのか、運営側もドキドキ。
13時のスタート前から少しずつ子どもが集まりだし、今回どうやってやるのか部屋の中をうろうろ。お互い探り探りな様子からスタート!!
来所すると、チューターとマンツーマンになり、今日の計画を立てる。
あとは、計画に従って、赴くままに自習スタイル!
学習が始まると、教室は静かになり、黙々と取り組む姿。
チューター同士のコミュニケーション
1日目。初対面のチューター同士にもかかわらず、互いの得意教科を把握して、子どもがわからないところに対してベストな人が横に居られるように、声を掛け合って動いてくれていてなんかいい感じ。
2日目、3日目には、先輩チューターが「自分も分からない!」ってときに、周りのチューター巻き込んでいつの間にか子どもと張り合ってクイズ大会っぽく勉強が始まっていたな。
うん。これも、学び方の一つ。
自分がいつもいるわけじゃない
学びのサポートセンターの先生や、OBの方が教えてくれた。
私たちはいつも隣で勉強を見てあげられるわけじゃない。ってことを。
結局は、この場をきっかけに”子どもが学びたいとき自分で学べるように”しないと意味がない。
ただ、今、答えだけが分かればいいんじゃない。
このあと同じようにつまづいても、自分で解決できる手段を知ること。
もう少しでできる、そのきっかけを作ること。
今、学びのサポーターとしてどう寄り添えばいいのか。そんなことも考えながら子どもに声をかけるチューターの姿が日を追うごとに増えていった。
誰かと楽しく過ごした(学んだ)記憶
終わりの時間も迫り、ちらほら集中が途切れてきたころ、OBの提案で、
「3分間チャレンジ!」の課題が出された。
「原子記号〇番~〇番まで3分間で暗記して、そのあと10問クイズするよ。」といったチャレンジ。
最初は子ども一人がやろうとしていたが、周りにいたチューターや子どもも一緒に…!競う相手がいるとやる気が出るというもので、一気に雰囲気は盛り上がっている様子だった。
“その瞬間覚えられたか”
よりも
“その瞬間誰かと楽しく学んだ記憶”
がこの二人にとって貴重な時間だったのではないかな~と、感じる一場面だった。
限られた時間の中で
最終日は、『お疲れ様会をしよう』という企画も加わっていたため、学習時間は短く設定していた。その中でも、国語の先生に文法の授業を40分お願いした。実際やりだすと、大幅に超えて70分間、集中して授業に参加。
「とても集中して理解も早いので教えやすいです。あっという間にこんな時間ですね。」
と、先生も嬉しそうに話してくれた。
授業の時間が終わると
「いや~疲れた。」
という様子の子ども。
(ん~もう30分もないし…今日はこれで終わりかな?)
私がそう感じていると…
間髪入れずに理科のワークに取り組みだした。
もう一人の子どもはすぐに数学の宿題を始めた。
内なる何かメラメラしたものを感じた瞬間。
私は静かに10分ほど学習時間を延長した。
そして始まる、お疲れ様会!
会が進むとジュースが品薄に。
「BBQの野菜と言ったらキャベツでしょ!」
なんて声も。
この声をすかさずキャッチし、
「じゃあもうちょっと買ってくるか。まだお金も余ってたし。行ってくるわ。」
と、子どもが自ら追加の買い出しに向かった。
もうこのあたりからスタッフの介入はほとんどなかった。
私はただ、お金をもってついていって安全管理をしていただけ。
買い出しに向かった子どもは、みんなからのジュースのリクエストをスマホに送ってもらっていた。そのリクエストをみながらジュースを購入。
野菜の追加は、お値打ち品を選んだり、下処理済みの物を探したり。
この後の動きを想像して、自分で考えながら買い物を済ませていた。
買って戻ると自らピーマンの下ごしらえをして、みんなにふるまいだした。その姿を見た別の子が野菜を受け取り、焼く。
焼けたものを食べつつ、チューターに「野菜も食べなよ!」と声をかけ、しぶしぶ食べるチューター。子どもが自分たちで自分たちの過ごしたい時間を作っていっていた。
通い続けた子ども
今回3名の子どもが3日間通い続けて学習を続けていた。
夏期講習をやろうとスタッフで企画を立てたときに顔が浮かんでいた3名。
この3名の顔を思い浮かべながら作ったこの企画だったため、その3名が3日間この場所に来続けて、それぞれ目的をもって過ごしてくれていたことが何よりも意味のある時間だったと思う。
何かをやるとき。
始めるとき。
そこには想像している風景があるはず。表情やその未来があるはず。
これからも企画/日々の拠点運営をする中で、『見たい未来の画』を思い浮かべ、仲間とその風景を共有していけたら…きっといいものになるのだろう。
そう感じることのできた、3日間。
あ~なんかこんな話、前、代表がしていた気がするな~
と思い出しながら、実感を伴ってこの大切さに気付けた企画となった。
企画・運営に携わってくれたチームの皆さんに感謝!!!
さあ、次は何しよう?
どんな場で、子どものどんな表情が見たいかな?
どんな未来を創造しよう!?