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Cube-星野源は何に怒っているのか

星野源「Cube」について早速余談だが、感覚として星野源とカネコアヤノが似ている。

ギター1本で世に吠える裸一貫の姿だったり、個性的な表現と声。表現の振り幅の異常性。歌詞の奥行きなど。
カネコアヤノが星野源のようになると思うと楽しみだし、星野源にならなくても大きな期待が膨らむ。

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10月18日リリース、「Cube」。圧倒的な音楽性(音楽性は皆無かも知れない)にやられてる人が多数いるのをチラホラ散見しているが、私もそのうちの1人である。
ただ、私には知識と技術がゼロなので、ない語彙力で私がすごいと思ったところを書き留める。 

①音楽のモノクロを感じるところ
初めて聞いた時、華やかさがないというか、地の低いところで鳴っている感覚。音の響きがない。という感覚から抜けられるず、「この感覚はなんだろう…?」とずっとなっていた。そんな中公開されたモノクロのPVが腹落ちさせた。
音楽がモノクロなのである。色ははっきりしてないけど、輪郭はわかる。そんな感覚。視覚と聴覚の一体を感じたし、それを表現した源はすごいてなった。
インタビュー記事を読んだ時に使う楽器を減らしたと書いてあったけど、それがモノクロ性を表していたんだなと思う。ギターとかメロディラインがはっきりしてないと全体像はぼやけるが、ベースとドラムがあると曲の縁ははっきりする。これか。

②相変わらず暗い歌詞
みんな曲調明るくてキューブに合わないとか言ってたけど、歌詞を観ると暗い。暗すぎる。失望と無気力と生命力を感じる。私は星野源が大好きなのであるが、源の暗さが好きだ。自分が持ってる暗さを肯定してくれる。それがこの曲にも見て取れる。ありがとう。いつも代弁してくれてありがとう。


モノクロ、、暗い歌詞、、、私はどうしても窮屈な世界を生きていること、自分が地球に人として生まれ落ちたことに絶望感を感じ、それを怒りに変えているように思える。源はいつもそうだ。何かと怒っている気がする。

私は、自分の運命に抗わず、自分の境遇も否定せず、自分を最大限に生きている星野源を尊敬する。全て自分と世界に対する怒りをパワーにしている。そのパワーを芸術に昇華している。

誰のせいにもしないし、それでも生まれ落ちたこの場所のせいにもできる星野源は、至って普通の感覚の持ち主なんだと思う。人間味のある普通の人が自分を最大限に開花させることでいろんな人を魅了しているのだと感じる。

私が星野源繋がりで観た、聞いたおもろいものを添付だ!


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