真昼に落ちた流れ星
新しいマガジンをスタートさせています。
マガジン名は「 真昼に落ちた流れ星」。主に詩の作品を投稿していきます。
投稿される作品はすべて、公募に応募し、落選したものです。
媒体名は明記しませんが、おそらく、どの公募でも選考を通過するものではないと考えます。そういう意味では、これから応募しようとしている人にとって、何らかの目安になるかもしれません。まあ、でもだいたいあてにはならないものです。
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選考する方にとっては、デブリに過ぎないものであったかもしれないけれど、わたしにとっては、綺羅星に変わりはなく、かといってそう主張し続ければ、伸び代のなさを公言するようなもので、公開することは、いくらかためらいはあったけれど、やってみることにした。綺羅星ではなくても、スペースデブリの美しい散り際は流れ星であるのだから。
多くの人の目には、とまらないはずだったものを、ここに残してゆく。
それは、やっぱり、いつか精神の滅びる病気を抱えながら、書いているから。廃する予感が、いつも頭の片隅にあるから。予後よく、寛解することもあるとは思うけれど、もしかしたら、それは薬に押さえ込まれた灰色の世界かもしれない。
言葉が出なくなり、諦める日に、わたしはそれに代わるものを持っていないと思う。ううん、できることは、たくさんあるのだけれど、それらもまた、病気を進めてしまう。それならば、やっぱり書くことで滅びたいと願う。
わたしの中に読み手はごまんといる。彼らが綺羅星と認めなければ、すべて捨てる。その彼らが、一般的じゃないとしたら、多分、わたしは終わっている。終わっているのにやめられないのだ。
酔いを覚ませよ、という。
いいじゃない、素敵よ、という。
類語辞典を引くこと、とアドバイスする。
わたしの中では、どの声も大事だ。
そういうわけで、いつか、すべて落ちた星で詩集をつくることになるかもしれない。笑いながら眺めてやってくれ。素敵な装丁にするからさ、よかったら買ってくれ。もちろん、選考を通過することを祈ってもらえたら、それはとても嬉しい。
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