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遥かなる“昭和“という時代

不思議なもので令和時代の今から振り返ると”昭和”という時代が遥か遠い過去のように感じる。
子供の頃、明治生まれの祖父母をみて大正、明治と2代も前の遥か遠い時間を感じたのと似たような感覚なのかもしれない。

昨年末、突然雪景色が見たくなって飛騨高山を訪れた。街中を散策していた時に、高山昭和館という建物の前で見つけた看板。

ガソリン・・・46円
何年ぐらい前のものだろうか?

総務省統計局「小売物価統計調査(動向編)」東京都区部のガソリン小売価格によると、
1966年から2018年の約50年間におけるガソリン1リッター当たりの最安値は、1966年(昭和41年)4〜8月の50円。

ガソリン小売価格推移


(出典: 総務省統計局「小売物価統計調査(動向編)」)

これが総務省統計局に残っている記録の中では最安値ということになる。
ガソリンが46円だった時代ということは1966年(昭和41年)よりももう少し前の1960年代前半だろうか・・・

ガソリンの小売価格が130円〜140円するのが当たり前の昨今。
今よりも3分の1もガソリンが安かった時代。
東海道新幹線の開通や東京オリンピックの開催で沸いた1960年代の前半。
高度成長期の真っ只中。
その頃の日本は、今よりももっともっと元気だったのだろう。

今年2021年は、コロナ禍の中で延期になった2度目の東京オリンピックが開催される年。
昨年末からのコロナ感染者の急増を考えると、今年本当に東京オリンピックが開催されるか微妙な状況ではあるが、大禍なく活気ある1年になることを願うばかりである。

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