「365分の1日」は卒業しよう
毎日なにか一つでも「できるようになった!」という感覚は継続において、重要なモチベーションになるのではないでしょうか?
例えば、私が塾講師をやっていた頃、授業の最初に、生徒に「授業の最後に1つだけできるようになったこと聞くからね!」と言っただけで、生徒達の理解度は格段に上がり、なにより授業の最後にできるようになったことを楽しく語ってくれる姿が印象的でした。長期的に見ても、生徒のモチベーションを上げることができたと考えています。
このように、"ひとつでもできるようになった実感を持つ" ということは継続における大きなモチベーションになります。また、さらに飛躍して抽象的に考えると、目標を成し遂げるためのプロセスや日々の幸福感などにも繋がると確信しています。
そこで、今回自分自身あるルーティンを始めてから、毎日をゲーム感覚で楽しくかつやりがいを持って生活できるようになったため、紹介しようと思いました。読んで下さった人が、毎日をただの「365分の1日」ではなく、「〇〇ができるようになった1日」と捉えられるようになれたら、嬉しいです。
付箋とボールペン、一人グループLINEがあればいい
そのルーティンとは、"毎日やることリストをつける"ことです。具体的な方法を、5W1Hに照らし合わせて考えてみましょう。先に結論を以下に示しました。そのあと、順に理由を説明していきます。
「When:いつ」→ 「前日の寝る前」
「Where:どこで」→ 「付箋か自分だけのグループLINE」
「Who:だれが」→ 「自分が」
「What:何を」→ 「次の日にやりたいこと必ず3つと優先順位」
「Why:なぜ」→ 「やる事が決まっているだけで、起きれるし動けるから」
「How:どのように」→ 「1つにつき、1時間くらいで終わる小さい粒度」
「When:いつ」→ 「前日の寝る前」
「当日の朝でよくない?」と思った方は多いのではないでしょうか?結論、良くないです。効果が薄れます。理由を説明します。
まず、午前中とくに朝の時間帯は脳が冴えているいわばゴールデンタイムです。実は、1日に使える集中力は決まっています。この時間に「今日なにやろうかな?」と考える時間と集中力がもったいないです。前日にやる事が明確であれば、はじめから本質的なやるべきことに、今日一番の集中を発揮する事ができます。
また、実はこの作業は"早起きの秘訣"でもあるんです。なぜかというと、人間はやるべき事があると、起きた後の行動が明確に想像でき使命感に駆られるからです。聴いてください。YOASOBIで「夜に駆けられる」、、。
本や友人、芸能人などから刺激を受けて「明日から早起きするぞ!」と意気込んだものの、三日坊主なんて経験はないでしょうか?実はこれ、あなたが継続が苦手な人なのではなく、人間みんなそうなんです。自分を責めないであげてください。私達はできるなら何もしたくない生き物。コアラなんです。
つまり、どんなに早起きしたいと思っていても、やる事がないのでは二度寝の誘惑に簡単に負けてしまいます。自分の意志に頼っている時点で試合終了だったんです。継続できる人は決して優れているわけでなく、「意志 <<< 仕組み」これを強く理解しているからです。
「Where:どこで」→ 「付箋か自分だけのグループLINE」
私は、付箋を使用しています。寝る前にやる事全て書き出して、その中から3つを選んで、新しい付箋に書きます。
また、やる事が3つ終わり、「追加で次なにしようか?」と思った時に、カフェとか外にいる事が多いのでその際に一人グループLINEを使用します。
ちなみに、一人グループLINEはピンで一番上に固定しています。なんとなくLINEを開けてしまう人は特に、やらなきゃと思えるのでオススメ。
タイトルは、今週や今月単位で意識したいことを定期的に変えています。一番目に付くところなので、ふとした時に我に返ることができてオススメ。
付箋に×をつける時、やってみると分かりますが想像以上に達成感があります!明日までにやらなきゃだからなにも意識せずやるべきことをやるより、しっかりと書き出して×をつけて解消した感覚が大切です。
「Who:だれが」→ 「自分が」
もちろん自分です。
「What:何を」→ 「次の日にやりたいこと必ず3つ」
「なぜ3つなのか?」僕の経験上、3つがベストかなと思います。2つだと少ないし、4つだと少し多く感じます。正直そこは、やってみて自分に合う形でいいと思います。特にこだわりがない人はまず3つから始めるのがオススメです。
ポケモンは最初のキャラが3種類ですし、コロナの3密とか、野球のトリプルスリーとか?3という数字ってちょうど良いんですよきっと。
「Why:なぜ」→ 「やる事が決まっているだけで、起きれる動けるから」
まず、早起きができるようになる!寝る前にやるべき事があると、頭の中で明日のシミュレーションができます。そうすると、脳は賢いので行動が明確に想像でき起きる理由ができると、朝の目覚めで「起きないと!」となります。
次に、「何やろうかな?」と考える時間を無くせるのはもちろん、そう考えているうちにスマホを触ってしまったり違うことをしてしまう、という怠け者あるあるを防げます。もう一度言いますが、「意志 <<< 仕組み」を意識しましょう。
「How:どのように」→ 「1つにつき、1時間くらいで終わる小さい粒度」
大きすぎるタスクだと消せなかった時の罪悪感がでかいです。それよりも小さいタスクを消していく感覚を意識してください。ちなみに、3つそれぞれのかかる時間はどんなに小さくても大丈夫。要は、5分で終わることもあって良いということです。まずは、何をやったかより、何かやった感覚を大事にしましょう。慣れてきたら、徐々に1時間くらいの粒度のものに近づけていけたら良いと思います。とりあえず継続すること第一。
最後に
毎日なにか一つでも「できるようになった!」という感覚を味わうために他にも、読書・筋トレ・日記などを継続しています。自分が続けやすいことから始めていけば良いと思います。一つでも継続できたら自信がつき、また何か継続してできるようになり自信がつき、非日常が日常になっていく。このポジティブループは絶大で、自己肯定感をグッと高めます。最初は友達と一緒に始めるとかでも良いので、日々積み重ねていきましょう。