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はじまりの龍

ワタクシが、モネとムーンのいるところ…【ハコニワ】に折り鶴を連ねて作った【龍】を初めて顕現させたのは、2020年の冬の事でした。

折り鶴を連ね龍と為すアイディアは、著名な折り紙作家・桃谷好英ももたに よしひで先生の考案に依るものです。因みに桃谷先生の折り鶴龍は頭と四肢も全て折り鶴から作られており、徹底しています(ワタクシの折り紙龍は、頭のみオリジナルの折り方になります。なかなかしっくり来る胴体の折り方が思いつかず、桃谷先生のアイディアを拝借したら想像以上に良くフィットした為に、以後ワタクシも桃谷先生に倣って折り鶴で龍の胴体を作るようになりました)。

その、一番最初に作った龍ですが、流石に3年余りも年月が経つと劣化が激しく、くたくたになっておりました。また近頃、折り紙用紙の過剰在庫を効率良く消化したいと言う気持ちが強かったので、絶好の機会だと思い、この折り鶴龍の体を作り直す事にしました。

以前のボディからはタテガミと四肢の爪を抽出して再利用。後は全て新たに用紙を切り出してパーツを作り直し、組み上げました。

昔からちっちゃいパンダと大きな龍の
組み合わせが好きなのです

製作時間、実に6時間。

強度を高める目的で用紙を寺西化学工業様の油性マジックで染め、糊づけをしっかり施し、更に組立時には内部にフローラルワイヤーを仕込んである程度のポージングが出来るようにしました。

顔のアップ。
ツノとヒゲがプラスされ、
以前よりゴージャスになりました

つけてあげた名前すら忘却の彼方(Xと名を変えた昔のTwitterに作ったハコニワ関連のアカウントが運営からの外圧により削除に追い込まれた為)ですが、彼(?)もまた古くからのハコニワの仲間、モネのともだちなのです。

附記
その後、当時の製作メモらしきものが見つかり、かの折り紙龍の名は【翠玉すいぎょく】と判明しました。翠玉はエメラルドの漢字表記です。
…翠玉クン、改めて宜しくな。

「私は 天龍・翠玉…コンゴトモ、ヨロシク…」


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