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映画 「キングダム 大将軍の帰還」 感想

おはようございます。
2024年7月29日 月曜日です。

原泰久の同名人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズの第4作。

春秋戦国時代の中国。
馬陽の戦いで、隣国・趙の敵将を討った秦国の飛信隊の信(しん)たちの前に趙軍の真の総大将・ほう煖(ほうけん)が突如現れた。
自らを「武神」と名乗るほう煖の急襲により部隊は壊滅的な痛手を追い、飛信隊の仲間たちは致命傷を負った信を背負って決死の脱出劇を試みる。
一方、その戦局を見守っていた総大将・王騎は、ほう煖の背後に趙のもう一人の化け物、天才軍師・李牧(りぼく)の存在を感じ取っていた。

信役の山崎賢人、えい政役の吉沢亮、楊端和(ようたんわ)役の長澤まさみ、王騎役の大沢たかおらレギュラーキャストに加え、前作から参加したほう煖役の吉川晃司、李牧役の小栗旬らが続投。
新木優子が謎多き武将・摎(きょう)役で新たに出演する。
監督も引き続き佐藤信介が務め、原作者の原も1作目から通して脚本に参加している。

映画.com

評価 4★★★★☆

映画「キングダム 大将軍の帰還」は、大人気漫画「キングダム」の実写映画シリーズ第4作として、観客を春秋戦国時代の中国へと誘います。
今回の作品は、総大将・王騎を中心に据えた物語展開が特徴的です。

大沢たかお演じる王騎の存在感が際立ち、その周りを個性豊かなキャラクターたちが彩ります。
特に、吉川晃司扮する「武神」ほう煖との一騎打ちは、大スクリーンならではのダイナミックな迫力で描かれ、観客を圧倒します。
戦闘シーンの臨場感は、まさに息をのむほどの迫力があります。

女性キャラクターの魅力も見逃せません。
長澤まさみさん演じる楊端和、新木優子さんが新たに加わった謎めいた武将・摎、そして羌瘣役の清野菜名さんたちが、それぞれ個性的な魅力を放ち、物語に深みを与えています。

山崎賢人演じる信を中心とした飛信隊の奮闘も健在で、彼らの成長と絆が物語の軸となっています。
一方で、小栗旬演じる天才軍師・李牧の存在感も光り、複雑な戦局を描き出すことに成功しています。

原作者・原泰久が脚本に参加し、佐藤信介監督が引き続きメガホンを取ることで、原作の世界観を忠実に再現しつつ、映画ならではの臨場感あふれる演出が実現しています。

壮大なスケールと緻密な人間ドラマが融合した本作は、シリーズファンはもちろん、初めて「キングダム」の世界に触れる方にも、春秋戦国時代の熱き戦いの世界を堪能できる作品となっています。

それではまた明日
ひろかん

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