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映画 「翔んで埼玉」 感想

おはようございます。
2024年7月14日 日曜日です。

「パタリロ!」で知られる漫画家の魔夜峰央が1982年、当時自らも居を構えていた埼玉県を自虐的に描いたギャグ漫画として発表し、30年以上を経た2015年に復刊されるとSNSなどで反響を呼んだ「翔んで埼玉」を、二階堂ふみとGACKTの主演で実写映画化。
かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めてひっそりと暮らしていた。
東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生・麻実麗と出会う。百美は麻実に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていく。
しかし、麻実が埼玉県出身であったという衝撃の事実を百美が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれることとなってしまうが……。
二階堂が男性である百美役をGACKTが麻実役をそれぞれ演じる。

映画.com

評価 3 ★★★☆☆

Amazonプライムで鑑賞しました。
魔夜峰央の人気漫画を原作とするこの作品は、埼玉県を舞台にした奇想天外なコメディです。

二階堂ふみとGACKTという異色のキャスティングが目を引きます。
二階堂ふみが男役の壇ノ浦百美を、GACKTが謎の転校生・麻実麗を演じるという斬新な配役が、物語に独特の魅力を添えています。

ストーリーは、東京都民から迫害を受けた埼玉県民の姿を描きつつ、百美と麻実の禁断の恋を軸に展開します。
東京と埼玉の県境を挟んだ二人の関係性が、作品全体に絶妙な緊張感をもたらしています。

本作最大の魅力は、東京以外の関東県をこれでもかとディスりまくるところです。
埼玉県はもちろん、千葉県や茨城県など、東京近郊の県民は容赦なくイジられ、思わず笑ってしまうシーンが満載です。
特に、埼玉県民が東京に行くためには通行手形が必要という設定は、荒唐無稽ながらも妙に納得させられます。

しかし、笑えるシーンは多くても、声を出して笑えるほどではないというのが正直な感想です。
ギャグのテンポは速いのですが、どれもどこか既視感があり、新鮮味に欠けます。
また、ストーリー自体はよくあるラブコメ展開なので、特に意外性や感動はありません。

全体的に、エンターテイメント作品としては十分楽しめる作品ですが、映画史に残るような傑作とは言い難いと思います。
特に、東京以外の関東県民にとっては、共感できる部分も多いでしょうが、そうでない人にとっては、ネタが分かりにくいかもしれません。

続編では関西編が舞台になるとのことなので、関西人の方はこちらの方が楽しめるかもしれません。

それではまた明日
ひろかん


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