映画 「翔んで埼玉」 感想
おはようございます。
2024年7月14日 日曜日です。
評価 3 ★★★☆☆
Amazonプライムで鑑賞しました。
魔夜峰央の人気漫画を原作とするこの作品は、埼玉県を舞台にした奇想天外なコメディです。
二階堂ふみとGACKTという異色のキャスティングが目を引きます。
二階堂ふみが男役の壇ノ浦百美を、GACKTが謎の転校生・麻実麗を演じるという斬新な配役が、物語に独特の魅力を添えています。
ストーリーは、東京都民から迫害を受けた埼玉県民の姿を描きつつ、百美と麻実の禁断の恋を軸に展開します。
東京と埼玉の県境を挟んだ二人の関係性が、作品全体に絶妙な緊張感をもたらしています。
本作最大の魅力は、東京以外の関東県をこれでもかとディスりまくるところです。
埼玉県はもちろん、千葉県や茨城県など、東京近郊の県民は容赦なくイジられ、思わず笑ってしまうシーンが満載です。
特に、埼玉県民が東京に行くためには通行手形が必要という設定は、荒唐無稽ながらも妙に納得させられます。
しかし、笑えるシーンは多くても、声を出して笑えるほどではないというのが正直な感想です。
ギャグのテンポは速いのですが、どれもどこか既視感があり、新鮮味に欠けます。
また、ストーリー自体はよくあるラブコメ展開なので、特に意外性や感動はありません。
全体的に、エンターテイメント作品としては十分楽しめる作品ですが、映画史に残るような傑作とは言い難いと思います。
特に、東京以外の関東県民にとっては、共感できる部分も多いでしょうが、そうでない人にとっては、ネタが分かりにくいかもしれません。
続編では関西編が舞台になるとのことなので、関西人の方はこちらの方が楽しめるかもしれません。
それではまた明日
ひろかん