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✍️【タイポグラフィ】 Inscript Day1で気になったアーティストの話

👋 はじめに

こんにちは Web3 デザイン トークス のテクノグリフスです 。
本日もニューヨークからお送りします 。

このアカウントではWeb3テクノロジーや、3D、モーション、タイポグラフィといったデザインについて、共有していきたいと思います。

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Technoglyphs HUB (https://discord.gg/99AAre7ps4)

🌟 イベント概要

今回お話しするInscript (https://inscript.tf/#archive) というオンラインイベントは、以前の放送でも触れましたが、タイポグラフィを起点とした実験的なデザインやアート、そしてその境界を超えた多様な表現について、世界中から選ばれたプレゼンターが発表を行うものです。

5日間で各日3時間以上という充実した内容なんですが、本日は1日目で特に印象的だったお二人のプレゼンターについてお話ししたいと思います。

Inscript tf. (https://inscript.tf/#archive)

🎨 注目クリエイター①:Eager Zhang

1人目はEager Zhangさんです。

教育機関でも指導されているということで、深いコーディングの知識をお持ちの方なんですね。

この方を選んだ理由は、ARに対する非常にユニークなアプローチにあります。

🔍 革新的なAR技術

彼女の作品の特徴は、ARの表示の前段階にある物体認識の手法にあります。

現実世界のものを読み取る際、一般的にはQRコードやバーコードのような、コントラストの強いものが使われますよね。

彼女は宇宙関連機関が地上の読み取り精度を確認するために使用する、コントラストの強い幾何学的なマーカーからインスピレーションを得て、新しいアプローチを開発しました。

(https://eagerzhang.com/24-the-guide-to-be-seen/)

💡 技術的特徴と成果

従来のAR表現では、カメラを動かした時の不安定さや、現実世界との密着度の低さが課題でした。

しかし彼女は、3次元空間での読み取りには、平面上の複雑なパターンが有効だということを発見。

この知見を活かして、驚くほど安定した立体文字の表示を実現しています。

実際のプレゼンテーションでは、単なる紙から立体的な文字が浮かび上がり、まるで実物を持っているかのような錯覚を起こすデモンストレーションが印象的でした。

🎬 注目クリエイター②:Nahuel Gerth

続いて2人目は、Nahuel Gerthさんです。

この方の経歴が非常に興味深くて、元々ウェブデザインを学んだ後、フリーランスとして独立。その後、さらに学びを深めてコーディングを始め、デザイン、コーディング、サイエンスを組み合わせた独自の表現を確立されています。

(https://nahuelgerth.de/)

⚡ インタラクティブな表現技法

Gerthさんの作品で特筆すべきは、ボディトラッキングを活用したタイポグラフィ表現です。

画面いっぱいに散りばめられた文字を体の動きで「食べる」ような表現や、体の動きで文字を形作るインタラクション。

特に印象的なのは、クリエイティブコーディングを活用した予測不可能なジェネラティブアニメーションです。

After Effectsのような従来のツールとは異なり、使用者自身がクリエイティブな体験の一部となれる、そんな革新的な作品を生み出しています。

🔮 共通点と示唆するもの

お二人の作品を見て特に印象的だったのは、コーディングの知見が作品の可能性を大きく広げているという点です。

確かにTouch Designerのようなツールでも似たような表現は可能かもしれません。

しかし、それ自体にも相当なスキルが必要です。

私自身、P5.jsで挫折した経験があるので、このお二人の作品には本当に感銘を受けました。正直、私の場合はコーディングとの相性があまり良くなくて、途中で断念してしまいました。

💫 これからのクリエイティブの可能性

現代のクリエイティブ領域には、コーディングやAI、3Dモデリング、ブロックチェーンなど、掘れば掘るほど深い分野が無数にあります。

特に文字をモチーフとした表現は、単なる視覚的な美しさだけでなく、コミュニケーションツールとしての意味も持ち合わせている。そこが非常に興味深いポイントだと思います。

残り4日間のプレゼンテーションでは、さらにどのような革新的な表現に出会えるのか楽しみです。

👋 結び

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ではまた!

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