子育てに『水平目線』を取り入れる
水平目線って知っていますか?
水平目線とは言葉の通りで、同じ目線に立つことなのですが、子育てにおいて重要な目線になります。なぜなら、親は子どもに対してつい上から目線になってしまい、コミュニケーション不全が起きるからです。
私が水平目線を知ったきっかけは、石田勝紀さんのVoicyチャンネル『Mama Cafeラジオ』内で石田勝紀さんがおっしゃっていたからです。
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水平目線の何がいい?
先程も説明しましたが、水平目線とは相手と同じ目線に立つことです。一体何が水平目線が子育てに良いのでしょうか?
親は子どもが赤ちゃんの何もできなかった頃から知っているので、つい上から目線で「やってあげないと」という気持ちになってしまいます。しかし、子ども自身は親のことを対等に見ています。親の注意を聞かないのが、対等に見ている証拠です。
そんな対等だと思っている子どもに、親が上から目線で「○○しなさい」と言ったらどうなるでしょうか。答えは「なんで言うことを聞かなきゃいけないの?」という反発です。
嫌な上司に上から目線で指図されたときのあなたと同じ気持ちを子どもは感じているのです。
そんな状態で良いコミュニケーションなんて取れるはずがありません。だから水平目線が必要なのです。
私も良かれと思い「○○しなさい」などと子どもに注意していました。反省です。
水平目線のメリット
子育てに水平目線を取り入れることで、子どもと対等な会話ができるようになります。対等な会話は対等なコミュニケーションへとつながっていきます。
怒ったって何をしたって、子どもの気持ちは変えられません。叱ればできているように見えるのは上っ面の見せかけ。親に怒られたくないからなだけです。しかし、親自身が水平目線で子どもに語りかけることで、子どもが自ら変わってくれるかもしれません。水平目線には、それほどの力があるのです。
決して即効性のある薬のようなものではないですが、長い時間をかけて親子関係を円滑にしてくれる潤滑剤のような存在です。
どうすればいい
水平目線が子育てに良いのはわかりました。それではどのようにすれば水平目線を取り入れられるのでしょうか。やり方は人それそれで正しい方法はありませんが、ここでは私が取り入れた方法やマインドを紹介します。
「そんなの必要ない」と答えない
まず私が1番に気をつけているのは、子どもに「あれが欲しい」や「あれがやりたい」と言われたときに「そんなの必要ない」と答えないことです。
「そんなの」は子どもの気持ちを上から否定する言葉、言われた子どもは心の殻にこもってしまいます。
子どもが「あれが欲しい」などと言ってきたときには、最初に「そうなんだね」と認める。そのあとで「パパは○○だなあ」と自分の気持ちを伝えるようにしています。子どもは親が話を素直に聞いてくれて嬉しいし、親は押しつけることなく子どもに意見を伝えられます。
媚を売るはNG
水平目線で気をつける点は「媚を売らない」です。媚を売るのは対等な位置ではなく、親が子どもの下に入ってしまいます。あくまでも対等な関係を意識して、媚を売り何でも子どもの言うことを聞くの避けましょう。
「上から高圧的に言わない」この意識が大切です。
やってみた感想
私自身、この水平目線を子育てに取り入れて、子どもとのコミュニケーションが良くなったと感じています。前は子どもに話しかけるとピリッとした空気が漂っていました(長男は顕著に)が、今は和やかに会話ができています。
正直、イライラしたり感情的になるとどうしても上から目線がでてしまいます。でも「ダメだ―!」と悲観的になるのではなく「今、上から目線な言い方をしたな」と気づければ合格としています。いきなり100点なんて取れるわけないですから。
ただ最近、次男が欲しいものを言ってきたときに「○○くんらしいね」と子どもを認める返事をしたら、「OKしてもらった」と勘違いされる事件がわが家で勃発。水平目線を使いこなすのには時間がかかりそうです。笑
これからも試行錯誤しながら、ゆるく長く続けていきます。
子育てに正解はないですから。なにごとも実験です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。