【医療機器の歴史】解剖を通して ~ガレノス~
古代ギリシャの哲学者で医学者のガレノスは、アリストテレスの影響を強く受け継ぎ、医学をさらに進歩させた。サルやブタを使った解剖が医学の基礎になる重要性を説いた。彼の功績は大きい、例えば心臓の弁を見つけ、動脈と静脈の区別をしたことが著書に記されている。また、7個の神経系も区別している。
心臓に関しては、間違った理論を展開しているところもある。ガレノスは、肝臓で新しい血液が生成され、そのほとんどは体内で消費されるとした。心臓は、血液を吸い込むためだけの器官である。肺は、空気から精気を吸い込み血液を浄化する。と考えていた。
『参考資料』
医療機器の歴史 久保田博南 著
https://keisobiblio.com/2016/02/23/suzuki01/6/
(ブタを解剖するガレノス)