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『天地返し』で土が生き返る
土の耕し方にはいろいろありますが、畑のような農地では、作物を栽培する前後のなにも作付けしない期間に土を休ませ、土を再生するために「天地返し」という土起こしを行います。言葉のとおり、天(表層)の土を地(下層)に、地の土を天になるようにします。
スコップや鋤(すき)を用いて下層の土を表層に、表層の土を下層になるように掘り返します。このようにして天地返しをした畑は作付けのない期間、土を空気にさらします。
そうすることにより、上層表面や土層中にある雑草のこぼれダネを下層にもっていくことになるので、次作の雑草を減らすことができます。
また、表層を下層の土の病害虫の少ない清潔な土に入れ替えることができます。土が一定期間、空気にさらされることにより、空気を豊富に含んだ通気性、排水性のよい土に生まれ変わらせることができます。