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ガムをかむと食道がんの術後合併症予防に有効

食道がん手術は体に対する負担が大きく、絶食期間も長くなる。手術後は嚥下(えんか)に関与する神経にも近い。この神経に麻痺がおこると、術後に唾液などが誤って気管に入り込む誤嚥、さらには肺炎といった合併症が起こりやすい。

岡山大学病院の研究によると、手術前後にガムをかむトレーニングを行うと、舌圧(ぜつあつ)の低下を防ぎ、術後合併症を安全に予防するために有効であることを明らかにした。

最近は、ガムよりもグミを食べることが多くなったが、病気の有無に関わらず、口腔機能の向上を考えると、ガムを噛む機会もつくった方がいいんだろうなと思った。

『参考資料』

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