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節水型稲
東京農工大のスタートアップ企業は、水の使用を抑える「節水型稲作」の実証研究をしています。
稲作には水の管理が重要。「作業の約3割は水管理」で、水田に引き込む水の量や水位を田んぼに出向いて確認するなど、農家にとって大きな負担になっています。
「菌根菌」は植物の根と共生し、菌糸を張り巡らせて養分になるリン酸や窒素を吸収、植物に供給する。植物が光合成で作った炭素化合物や糖をもらいエネルギー源にします。
菌根菌を共生させると、「菌糸がイネの根を補完する疑似的な仮想の根になり、植物が根を張れない土壌の深い部分まで到達します。」
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菌根菌を活用すると通常のイネより多くの水分を吸収するため、「水管理にかけていた作業を従来の5分の1から20分の1に削減し、省力化でき、菌根菌は宿主の植物に養分を提供するため、収量増にもつながります。
『参考資料』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1029C0Q4A810C2000000/