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金属ガラスの若返り効果

金属は不思議な性質を持っている。
一般的に静かに放置すると、体積を減少させてエネルギー的に低い安定な状態へとゆるやかに変化する。これを"緩和"と言いう。

一方、外部からの刺激を与え続ければ、エネルギー的に高い状態へと戻ります。これを"若返り効果"と呼びます。若返りは、力を繰り返し加えてひずみを起こすことで生じると言われています。

島根大学などの研究チームは、液体窒素温度(約−196度)と室温の繰り返し上下させる環境で、大型放射光施設 SPring-8の放射光X線を用いて、構成原子の並び方やその運動が活発になる現象"若返り効果"を実測で観測しました。

温度サイクル(a)前と(b)後の Gd を中心とした原子配列の模式図


金属ガラスが"若返る"。。あまりピンとこないが、原子の集まりである人間も運動などの刺激を与えると、活性化するように、無機物も刺激を受けるとなんらかの反応する。

『参考資料』

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20241217_01web_glass.pdf

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