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自己紹介:小さなサロンがIT化をする理由
TEBEE(テビー)とは?
TEBEEとは、このブログの名称です。未だにリラクゼーションサロン業界では、店舗のオペレーションやマネジメントにおいて、IT化に出遅れています。大手サロンのようなシステムがなくとも、サロン運営をIT化したい。そんな想いを持つ方はどれほどいるでしょうか?
私もそんな想いを持つ1人です。このnoteは、小さなリラクゼーションサロンがITを取り入れる記録であり、同じ悩みを持つ経営者との共感の場でもあり、ノウハウの蓄積でもあります。
いま”IT”を取り入れる理由
2016年のボディケア・リフレクソロジー業界の市場規模は、事業者売上高ベースで1093億円(矢野経済研究所)のようです。長期的に見れば、リラクゼーション業界の店舗数は、年々増加しています。
東京商工リサーチによれば、2006年から10年間で26%も店舗数が増えています。
厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、マッサージ業他の施術所(あん摩、マッサージ、指圧、はり、きゅうを行う施術所と柔道整復の施術所などを含む)は、2006年に10万8,139か所だったが、2016年は13万6,460か所に増加。この10年間で2万8,321か所(26.1%増)増えた。
しかし、2018年には、「マッサージ業、接骨院等」の店舗の倒産数が過去最多の数字となってしまいました。倒産した企業の9割は、従業員が5人未満の小規模サロンです。資金別に見ても、約5割は個人企業でした。
つまり、全国的に見て店舗数は増加している一方、規模の小さい零細企業や個人企業は倒産を余儀なくされているということです。リラクゼーション業界は資金力のある大企業が勝ち始めているといえます。
近年、成功しているサロンは2パターンです。大手のリラクゼーションが低価格戦略を打ち出し、成功を収めています。一方、単価の高い高級志向のサロンや会員制のサロンで成功している企業もあります。
競争力の乏しい個人サロンは、低価格競争では勝てません。最終的にはセラピストの待遇を悪化させてしまいます。かといって、高単価に今すぐすることもできません。お客様は価格に敏感です。
このように、個人サロンが生き残るのは簡単ではありません。個人が生き残るには、”IT”を使えるかどうか、にかかっているのではないでしょうか。リラクゼーション業界は、ITの世界から少し遅れを取っているように思えます。顧客管理やカルテ、予約、アフターフォロー、従業員間の情報共有など実際にすべて効率よくIT化されている個人サロンは珍しいのではないでしょうか?テクノロジーをうまく活用すれば、コストの削減、人材の最適な配置、雑務の簡略化など、本業の手技やサービスに力をいれられるはずです。
TEBEEが目指す世界
日本人はよく勤勉だと言われます。世界から見ても、日本人は働きすぎているようです。長時間のデスクワーク、外回りの営業、立ちっぱなしの接客。身体にとってかなり負担が大きいことです。一方、世界に目を向けると、自分の身体をプロにケアしてもらうことが習慣化している地域もあります。
日本にはこれだけ多くのリラクゼーションサロンがあります。しかし、日本人にとって「エステやリラクゼーションに行く」ことは「ご褒美」であり非日常的なプチイベントです。美容家電のブームからわかるように、もっと日常的にプロの手技を受けられる環境を作りたい。プロにケアしてもらうことを習慣化して欲しい。
そんな社会を実現したい。という想いからnoteを始めました。TEBEEで出てくるサロンは、ベッド5床(4部屋)の小さなサロンです。
少しずつでも発信していきたいと思いますので、この想いに共感していただいた方、IT化に興味がある方は、ぜひフォローよろしくお願いします<(_ _)>