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本日のおすすめ『由美かおる』 ~整体師の「これやっといて!」④~

本人の意識とは無関係に、力が抜けない、というのは良くあります。
意識していれたのではないので、意識して抜けない。
どこに力が入っているのかわからない。
そんなことは、ほんとうに、よく起きている。

全てをコントロールできるわけじゃない

胃や心臓を自分の意思で止めたり動かしたりできないことは誰でも実感としてあると思う。それなのに筋肉はすべて自分で動かせると思っている人は多いです。
そんなことないの(≧▽≦)
筋肉には随意筋(意識して動かせる筋肉)と不随意筋(意識して動かせない筋肉)があって、さらには随意筋ですら言う事を聞いてくれない時がある。
そこを仲裁に入るのが整体師なんだけど。

目的ではないことをして目的を果たす

『肩の力が抜けない』ということは『もう入ってしまっている』という状態なので、さらにそれ以上入れることはできない。つまり、動かすことができない。
でも筋肉って繋がっているから。
他の筋肉を動かすことで、連なって動いてくれる。
雑草を抜くときに、葉を引っ張って、一緒に根っこも抜ける、みたいなイメージです。
葉を引っ張ることで、根を抜く。これ。
その時に周りの土をいくらか崩しておいて、そっと引っ張るとスルスルっと抜けるのですが、土を崩さず力任せに抜くと葉っぱが切れて、根っこが抜けなかったりする。
これが危険。でもこうなっちゃってる人が多い。

本日のおすすめ『由美かおるを思い出せ!』

由美かおるさんというと、水戸黄門での入浴シーンを思い描く方も多いと思います。綺麗ですよね。「何か特別なことをしているんじゃないか」「ハードなトレーニングをしているんじゃないか」と勘繰ってしまいそうな驚異の69歳。
私から見て、由美かおるさんがずば抜けているなぁと思うのは、『力の抜き方』だと思う。

由美かおる

由美かおるさんは『西野式呼吸法』をずっと実践している方です。
その中でも『華輪』という動きは、すごく良いです。
肩の力が抜けない時に、遠心力を使う。
背骨を軸にして身体を左右に回転させることで、でんでん太鼓のように腕が身体に巻き付きます。
華のようにパッと開いて、また身体に巻き付く。
背中の筋肉もひねれるし。
私のお店でもこれやってもらって、ずいぶん肩こりが改善した人、多いんですよ。
でも最初はこんなに、腕は身体に巻き付きません。
力が抜けてこないと、ロボットみたいになる。
でもやってるうちに抜けるから。
気合をいれないで、やっといて。

ちゃんとやってみたい人のために動画も貼っておきます。

力を抜こうとしないで、別の動きをして、結果抜ける。
痛いところのストレッチではなく、振り回すことで引っ張ることもできる。
ミクロで考えるよりマクロでやってみる。

最大俯瞰して看ているのが、整体師だと思っています。


すごく喜びます(≧▽≦)きゃっ