今日の日めくり 3月8日
今日の一言は、
「玉磨かざれば器を成さず」
たまみがかざればうつわをなさず
【意味】
生まれつきすぐれた才能を有していても、学問や修養を積まなければ立派な人間になることはできない。
という言葉です。
【由来】
『礼記』「学記」
(中国・戦国時代の思想書、五経の一つ)
戴聖[たいせい]
(中国・前漢の儒学者)が編さんした。
【原文】
玉不琢、不成噐 人不學、不知道。
是故古之王者、建國君民教學為先。
雖有嘉肴,弗食不知其旨也。
雖有至道,非学不知其善也。
是故学然後知不足,教然後知困。
知不足,然後能自反也。
知困然後自強也。
故曰,教学相長也。
【書き下し文】
玉、磨かざれば器とならず、人學ばざれば道を知らず。
故に古の王者は国をたて、民に君たるには、教學を先となせり。
嘉肴(かこう)有りと雖も、食はざれば其の旨きを知らざるなり。
至道有りと雖も、學ばざれば其の善きを知らざるなり。
是の故に、學びて然る後に足らざるを知り、教へて然る後に困しむを知る。
足らざるを知りて、然る後に能く自ら反るなり。
困しむを知りて、然る後に能く自ら強むるなり。故に曰く、教學相長ずるなりと。
(新釈漢文大系・明治書院『礼記』』学記第十八)参考
【和訳】
玉は磨かなければ立派な器にならない。
人も学ばなければ道を知ることができない。
それゆえに古く昔から王者は国を建て君主となったら、民に教学を施すこと一番先とする。
どんなに美味しい料理も、食べてみなければ本当の味や香りがわからないように、
どんなに豊富な知識があっても、実際に自分で学習し研究して会得しなければ、真価はわからない。
また、学ぶことで、始めて自分の知識が足りないことを知るものであり、教えてみて、始めて教えることの難しさがわかる。
知識不足を知るからこそ、自分の能力を省みるのであり、難しさを認識してこそ、一心に努力することになるのである。
だから昔から、教えることは学ぶこと、互いに表裏一体であると言われている。
複数のブログを参考にさせて頂きました。
最近は漢文が由来のことわざだと分かると、漢文キター!と思います。
ことわざ部分以上に、前後の意味が大事!!
ということが分かってから、調べるのが大変です💦
でも、誰より自分が知りたいので、分かる限りで調べるのみです。
漢文を全部読むと、
学ばなければ、どんな道(才能)が自分にあるのか分からない。
という意味なんですね。
学ぶうちに、
自分に合うものを見つけて、
極めて、
人に教えることになり、
自分の知識に足りない部分を知り、
また学ぶ。
そうして、
知識や才能が磨かれて、玉(宝)のような器(人)になる。
教えることは学ぶこと、互いに表裏一体。
確かに、現代では義務教育で学び、大多数の人は高校は卒業しますね。
そうして学ぶことが、将来の自分の道を開いていく。
みなさんが本気で進路を考えたのはいつでしたか?
私は、就職直前まで、真剣に考えていなかったかもしれません。
英語と数学が低レベルな商業高校を選び、短大も商経学部でした。
その流れで事務職に就きましたが、これが自分の道、とは思ってはいませんでした。
今は?
子どもに教えて、子どもから学んでいます。
道、才能、目指す目標。
いつでも目標がないといけませんかね?
私の目標は漠然と遠い未来を見ていて、
今の目標は、子どものことばかり。
人生最大の夢は、老衰でポックリ死ぬまで生き抜くことです。
(介護要らずでピンピンコロリが良いです)
人生最大の目標は、何があっても自分から死を選ばないことです。
人生最大の希望は、子どもが自分は幸せだと思う人生を歩むことです。
そこはブレないんだけどな。
私の進む道に、家族の幸せがありますように✨
今日の二十八宿は、張(ちょう)でした。
今日は車を修理に出しました。
日常で使う駐車場の出入り口が狭く見通しが悪くて、歩行者もいて焦ったらガリガリっとしてしまい、自動車修理屋さんでドアの中古パーツを探してもらっていました。
やっと中古パーツが手に入り、車をなおせます。
学びの道はあちこち曲がっていてもいいけれど、車の道はまっすぐ見通しが良いのが一番だと思いました😅
自分の進む道が見つからないならば、学びが足りないのかもしれません。
まだ知らない物事の中に、自分に合う道があるかもしれません。
これ⬆️は私自身に向けて言っている言葉ですが、
みなさまも、学ぶことって楽しい🎵と思いながら、日々を過ごしていけますように🍀
今日のことわざと同じ意味のことわざの記事です⬇️
今年の日めくりを監修した、金田一さんはこの意味のことわざ、相当好きなんだろうな。
これと同じ意味のことわざ、今年3回目です。
この記事が、みなさまの会話を盛り上げるきっかけになったら嬉しく思います😊
日めくりことわざ日記はここから始まりました✨