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リモートワークになって消えたもの。あのタバコ部屋がなつかしい。

リモートワークが普及するなか、コミュニケーションの難しさを耳にするようになりました。具体的なシーンを例に、オフィス出社との違いを考えます。

皆さんこんにちは。サイボウズチームワーク総研の三宅です。ついにフルリモートワークを始めて1年を超えました。世の中ではフルというのは少数派ですね💦多くのリモートワーカーの方は、リモートワークと出社を組み合わせていることと思います。

オフィスの場合には、パソコンを通さない様々なコミュニケーションの場があります。自席で同僚と話す、ランチやコーヒーブース、私の場合、前職にさかのぼりますがタバコ部屋なども含みます。

今はフルリモートワークをしているので、上記のような場はありません。しかしサイボウズでは、社員同士がコミュニケーションを取るための様々なオンラインでの場づくりがされています。

例えば、普段の私の社内コミュニケーションの場には、下記のようなものがあります。もともと情報共有を大切にしている会社なので、場の数としては多目かもしれません。

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ザツダン分報(ふんほう)というのはサイボウズ独自のもので、業務時間中でも話したいことを自由に話しましょうという場です。話題は仕事以外でもOK。感情を隠さない・周囲の考えを聞く、ということを通じて、状況の共有や気持ちが通うなどのメリットがあります。

このようにリモートワークでのコミュニケーションの場を並べてみると、あることに気がつきました。それは、すべての場が「目的的」であるということです。

特にWeb会議室での対面(会議、ザツダン)では、そのためにアポイントをとって時間を確保するということもあり、準備したり考えたりして臨みます。会議は言わずもがなですが、テーマ自由のザツダンであっても「話すこと聞くこと」が目的であるため、ある程度集中をします。

ウェブ画面上で向き合って沈黙があったりすると、何か話さなくてはと耐えかねて発言することはありませんか?私はあの時間は地味にツライです(笑)。無意識に追い込まれる状況は疲れますし、人によっては「面と向かって一定時間」というのが苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

リモートワークでのコミュニケーションが難しい、という背景には、デジタル的な1(イチ)0(ゼロ)の関係になりやすい、という点がある気がします。そこが、日本のハイコンテクストな社会には、まだ馴染み途中ということなのかもしれません。 

一方オフィスの場合、コミュニケーションの場は「目的的な場」に限りません。「目的が曖昧な場」が存在します。代表的なものは“休憩しながら話す”という、ながらシチュエーションです。ランチやコーヒーブースなどが該当します。

私にとってタバコ部屋は特に快適なコミュニケーションの場でした。単に楽しかったということだけではありません。仕事の相談や情報収集なども、なぜかはかどった記憶があるのです。それはなぜなのでしょう?次回、タバコ部屋コミュニケーションはなぜ快適なのかを考えてみます。

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