共催セミナー「リモートワーク・マネジメントのヒント」開催レポート第2弾
「リモートワーク・マネジメントのヒント」(2回シリーズ)の第2回を10/1(木)に開催しました。
第2回「リモート・ショックを経て、マネジメントはどこへ向かうのか」
新型コロナの影響により、リモートワークが急速に普及したことにより、私達の働き方は大きく変化しました。
この変化の先には、どのような未来が待っているのか、マネジメントのスタンダードはどう変化していくのかを、参加者の皆さんとともに考えるというセミナーでした。
セミナーは、夜の19:00にスタート。7名の方に参加いただきました(うち4名の方は第1回にもご参加いただきました)。
はじめにスコラ・コンサルトから
まず、スコラ・コンサルトから、リモートワークで注目を浴びている「ジョブ型雇用」を巡り、これから日本の組織のあり方を考察。「ジョブ型」の組織は、利点はあるものの、いくつかの理由から日本の風土にはなじまないのではないかと推察しました。
代わりに、お勧めしたいのが日本特有のメンバーシップ型組織を進化させた、「メンバーシップ2.0型組織」という組織モデル。
そして、メンバーシップ2.0型組織におけるチームワークのあり方として、「チームワーク2.0」という考え方を紹介しました。これまでの日本の同質性が高いチームではなく、多様な個性が輝くチームワークのあり方です。
リモートワークで、メンバーの物理的な距離が離れていても、創造的に仕事をするために必要なことは、やはりこれからも「チームワーク」なのですね。
次にサイボウズチームワーク総研から
「そもそもチームとは何か」。チームは絆や一致団結ではなく、理想(目標)を達成するための集団。チームでは「理想」が大きな意味を持ちます。
そのうえで、チームワークを発揮するために必要な5つの条件を紹介しました。
さらにチームワークを発揮することで、どのような成果が出るのかについて「効果・効率・満足・学習」の4つの視点から解説しました。
チームワークの成果については、サッカー部の場合での具体例の紹介もあり、分かりやすく、イメージが持てたという参加者の声がありました。
また、チームワークの役割分担では、強みを活かし、苦手を共有するチームをつくる事が大切です。苦手の共有というと、少しハードルが高く感じますが、本当にチームワークを高めるためには、それくらい互いのことを深く知りあい、協働することが大切なのですね。
グループ対話を実施
次に、2つのグループの分かれて対話の時間を持ちました。参加者の皆様どうしの意見交換では、自分の職場状況の共有、セミナーの情報共有についての感想、参加者相互の質問など、とても盛り上がり、15分の時間があっという間に過ぎました。
特に、サイボウズチームワーク総研の情報提供の中にあった、「チームをつくるための具体的な方法」については、多くの参加者が「大変参考になった。自分のチームでもさっそく実践してみたい」とおっしゃっていました。
セミナー修了後も、しばらく何名かの主催者、参加者がZoomに残り、雑談や質問をしあうなど、名残惜しいひとときを過ごしました。
以下に、いただいた感想の一部をご紹介します。
❝ 情報を部長→マネージャ→主任担当と落としていると効率が悪く、オープンな情報共有を進めていきたいと思いました。明日からチームワーク2.0目指してできることをやっていきたいです❞
❝ 明日からでもすぐ実践できそうなことが学べた。チームワーク発揮のための5か条、苦手の共有など。今回はほかの参加者の方から直接意見、感想などを聴けてよかったです。多くの気づきをいただきました❞
CYBOZU DAYS 2020でお会いしましょう!
今冬の「CYBOZU DAYS 2020」に、サイボウズチームワーク総研&スコラ・コンサルトのコラボチームが出演します。
「Withコロナのマネジメントを再定義しよう―部下が見えにくくなったの、どうする?」と題して、さらに進化した情報提供を準備中です。
■日時:2020年12月4日(金)13:00-13:40(大阪会場)
https://cybozuconf.com/
オンラインでも視聴できますので、ぜひ興味のある方は、お申し込みください。