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田舎の味でホッとする、行田市の「ゼリーフライ」 #2


ご無沙汰しております。編集長・しかしげです。
前回の記事をみていただきありがとうございました!

この企画を始めてとても皆様がグルメを紹介したいとコメント数多くいてくれたこと光栄に思っております。

私自身、とても同じ気持ちの人がいるんだと知って書くのが楽しいです♪

今後も店を紹介したり特徴や歴史を伝えていけるよう頑張りたいとおもいます!

地域市内限定・行田ゼリーフライとは?


今回は、地域限定の行田市のゼリーフライ!

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(※あるサイトから画像を引用)

こちらも前回同様のB級グルメです!
郷土料理として知られ、ゆるふわキャラとなっているのです!

ご存知でしょうか?

【#ゼリーフライのゆるふわキャラとは?】


ゆるふわは、「キャラクター」の認知が広がるPR的存在で知られています。
10年ほど前に行田ゼリーフライをモチーフとして名付けられた名前は「こぜにちゃん」。

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名前がゼリーフライじゃないけど、見た目・色は忠実で凄いところ◎
いかに伝えたいか愛を感じますよね!

【#ゼリーフライ】

第2回・B級グルメで10位以内、埼玉県ご当地新定番グルメ1位
郷土愛として一位に選ばれ、故郷の味として知られた「ゼリーフライ」。

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写真を見るからにコロッケ風だが、
ダイエット商品?と想像をかきたてる不思議でキャッチーな名前。

味薄そうと一件思いがちですが、おからを主としたものをパン粉などの衣を使わずに素揚げしたコロッケです。

100円価格で食べることもでき、
子供の頃から知られるようなあったかい味。
胃もたれる感じでもなく、ソース味の「ゼリーフライ」が主流でしっかりとした濃い目の味に酸味が効いた定番故郷の料理とも言えます。

昔から料理されていたものとして残され、知られているって凄いですよね!

現在は、日曜劇場ドラマ「陸王」の靴工場・こはぜ屋のロケ旅として一般客に紹介されているほか、ヤマザキパン限定商品化されるなどブランド品としても認められています。

その他にも…映画・のぼうの城ケンミンSHOW飛んで埼玉など存在として出演されていて、かなり郷土愛として知られていました!

またTwitterのコメント欄ではドラマのエキストラの方々から、郷土愛が伝わっていると絶賛していました!人気の証拠ですね!
凄い!

そんな人気なゼリーフライですが、ゆるふわキャラが「こぜにちゃん」という名前がつけられている理由や、

昔代々次ぐの歴史は、
住んでいる埼玉県民でもあまり知らない人が多いのです…

古くから知られる郷土コロッケが広まったの由来はなにか?
そんな一部マニアしかしらないゼリーフライの歴史を辿ってみましょう!


【#どうやってゼリーフライができた?】


行田市・持田にあった「一福茶屋」(現在は閉店)の主人が、昔日露戦争に中国東北部に従軍した際、現地で食べられた野菜まんじゅうをもとに似たアレンジしたものとして、店売りされていたもの。(詳細な年代は不明。明治後期には確認されているほど知られていた)
また戦前、農家や行田周辺には足袋工場が多く、そこで働く人たちのおやつとして振る舞われたものが腹持ちいいと行田の家庭へと広まっていき、50年続く店の定番メニューとして説明されるほど長く出される存在に。
屋台や夏祭りなど地域のイベントに出店している。

また歴史を世に流すため、行田市の町おこしと共に全国ブランド化事業の一つとなっている。(ゆるふわキャラの由来はここから始まった)


さいたま県民でも知らない謎?の秘密は、
古くから知られてる郷土料理が、工場の女工さんの噂で再度広まってできた

おやつグルメとして知られていたからなんですね…!


【#ゼリーフライと名付けた由来は?】

名称の「ゼリー」はゼラチンで固めた菓子の「ゼリー」ではなく、形状や大きさが小判に近いことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれていたものが訛り、「ゼリーフライ」に変化したとされている。(「フライ」については行田周辺の産物が布であったことから「布来(ふらい)」に由来するとの説もあるが、定かではない。)

おからコロッケの原型は「銭」の形、
普通のコロッケとは違う理由がそこにあったとは知らなかったです✨

また由来の歴史を調べてわかったのですが、平成29年4月28日に文化庁が認定する日本遺産ストーリー「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」の構成資産の一つとなったらしいのです。
数しれない歴史の中に刻む一つとして認定されるのは誇りですね

本当に古くから職人として、愛されていたことが伝わってきます。


【#ゼリーフライはいまどこに売られている?】



「一服茶屋」が閉店されているため、昔の味を出す店は少ないが、
数少ない味を食べれる数店は存在します。

そんな数店・ゼリーフライの名店をいくつか紹介したいと思います!


○故郷の味を再現されている「かねつき堂

かねつき堂は数しれないなかでの名店。ゼリーフライのもう一つの由来である「フライ」のおやつを食べることができます。
また、ほかのおやつの歴史を知れる唯一少ない店舗です。

こちらのお店では、平仮名で「ふらい」と書きます。生地の中に卵と焼きそばが加わった豪華なバージョンも。サイズは小・大の2種類あるので、ゼリーフライも食べたい人は「小」を選択すると良いでしょう。ソースの味がしっかりと感じられ、最後まで美味しく頂けます。

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値段:200円(2個・一人前)
所在地:埼玉県行田市本丸13-13
電話:048-556-7811
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜日
その他:駐車場スペース・23台(大型バス可)


○ちょうどいいサイズで味わえる旨味・「ときわ肉店

肉屋ということで知られているが、食堂スタイルとしてホッとした家庭の味を味わえます。オリジナル・ゼリーフライを食べる珍しい店舗です。

「ゼリーフライ(じゃがいも)」
ゼリーフライを割ってみると、中はこのような感じ。じゃがいもがマッシュポテトのようになっており、とても素朴な味わいです。メニュー表には「かぼちゃ」と「チョコバナナ」とあり、オリジナルメニューを提供しています

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値段:100円(1個)
所在地:埼玉県行田市城南4-10
電話:048-556-3987
営業時間:11:00(頃)~18:30(頃)
定休日:月曜日
その他:駐車場あり


○職人・豆腐屋さんの逸材おからフライ味・「かどや豆腐店

ゼリーフライの材料となった「おから」。本格派で美味しいゼリーフライが食べられます。普段たべれない豆腐のコロッケ味がここに存在します。

2個パック・3個パックというセットでの販売もあるので、夕飯のおかずをもう一品という時に便利。おからの配合量が多く感じられ、舌触りがとても滑らかです。ソースがかかっていない状態で販売されているので、お好みの量をかけましょう。甘さも、この素朴な食べ物を盛り上げます。
おやつ感覚でいただけるゼリーフライ、酒の肴としてもいけそうです!

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値段:160円(2個)
所在地:埼玉県行田市宮本6-6
電話:048-556-3908
営業時間:6:00~19:00
定休日:日曜日
その他:テイクアウトなので駐車場なし


○コーヒーショップ・行田名物をまとめて食べれる「コーヒー苑」


ゆっくりたべれるおやつ「ふらい」と「ゼリーフライ」が用意されています。コーヒーセットとして食べれます。足袋の形をしたゼリーフライが面白い店舗です。

「焼そばふらいミックス・たび型ゼリーフライ」
「ミックス」には紅しょうがが添えられており、生地の間に焼きそばが入ってボリュームたっぷり。ちなみに足袋の形をしたハート型のような「ゼリーフライ」の販売もしています。

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値段:150円(2個・一パック)
所在地:埼玉県行田市忍2-4-7
電話:048-554-9856
営業時間:10:00~16:00
定休日:水・木曜日
その他:駐車場あり お店の斜め前の空き地に6台分


○チェーン店のお弁当屋さんの特別メニュー・「じゃんぱん亭 行田門井店

埼玉県内にチェーン展開しているお弁当屋さん「じゃぱん亭」。この店舗だけは、特別メニューとして「ゼリーフライ」の販売を行っています。地元愛が感じられます。

お弁当を注文しなくても、単品でゼリーフライを揚げてくれます。店内にはイートインスペースが設けられており、そこで揚げたてが食べられるのです。アツアツで、じゃがいもがクリーミーに感じられます。
JR行田駅から徒歩圏内です。

値段:100円ほど
所在地:埼玉県行田市押上町11-12-2
電話:048-553-5218
営業時間:9:30~20:00
定休日:火曜日
その他:テイクアウト

○水城公園売店から移転したリニューアル店・「駒形屋

カリカリではなく柔らかいゼリーフライの食感を味わえる一店舗。ドラマ・陸王で有名になった名店。昔から存在した味を味わえる。

程よくキツネ色に揚がっています。衣は付いていませんが、パリッとした薄皮が出来ていて甘辛ソースをしっかりと吸っています。中のおからとジャガイモは、ネットリとしてモチモチ食感。テイクアウトも可能で、箸に指して食べ歩きもできますよ。
昭和48年創業で、これまで水城公園の売店であった店舗が、2017年9月に移転してリニューアルオープン。店内はとても清潔感があって綺麗です。移転に伴って、「焼そば」や「焼うどん」などメニューが追加されました。ここではゼリーフライのみ提供しています。

値段:70円(1枚)
所在地:埼玉県行田市本丸22-47
電話:048-554-2561
営業時間:10:00~17:00
定休日:毎週水曜と第3木曜日
その他:駐車場あります(道路を挟んだ反対側)


行田代表のゼリーフライは、じゃがいも、おから、にんじんのみじん切りを混ぜたてそのまま揚げるシンプルな食べ物。

ソースをかけて食べられることが多い。

だが、各家庭で具材は異なるため、店によってその家庭ならではの味を味わえるならどれも興味深いですよね。

ゼリーフライのおすすめをいくつか紹介しましたが、全店舗のアイディアの発想がとにかく面白い

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。


そして広めていきたい気持ちがとても店舗によって伝わってくるので、たくさん味を噛みしめたい方はどれがいいか決めて行くことをおすすめします!


【#ゼリーフライを布教】

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もやはいまは「行田フライ」と名付けられるほど、
広められているゼリーフライ。

行田駅のあたり(行田市内の中心部)なら自分にあった故郷の味を味わうことができるほか、写真撮りながら散策しながらゼリーフライを食べることができます。

また料理をつくってみたいという方は、こちらのレシピを参考に作ってみるのもいいかもしれません。

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ぜひアイディア堪能のゼリーフライ味わってみてはいかがでしょうか?
(募集アンケート抜粋:RISAKO様ありがとうございました!)

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