インプットは自分の中でしっかり熟成してからアウトプットすること
自戒的な話になってしまうのですが…
もうこの年齢になったらもう少し自分の経験や知識を信じてみたらどうなのか…人の言葉だけに動かされるのではなく自分の内なる声に従って行動が決められる、これから先の取り組みを行える…そんな人間になりたいなぁと最近思い始めています。
何か決断が必要な時、岐路での選択が必要な時、他の人の意見を聞くことはとても重要です。しかし、年齢も40や50になってきたらもう少し自分の意見を全面に押し出すことも人としての責任かな?って思うんです。
もう少し踏み込んで大それたことをいうと、もう人の言葉に刺激を受けることより自分の言葉で誰かに刺激を与えるような機会を増やすべき…そんな意気込みでなければいけない年代なのではないかと思うのです。
もちろん、私もまだまだ勉強、成長していきたいので本を読んだりネットを見たり音声コンテンツを聞いたり…他の人の言葉や知識から気づきや学びを得ることは日々続けております。
しかし、インプットに集中しすぎることによってよくやってしまうのが、自分のインプットの備忘録的に「○○さんのこの言葉は素敵だ」「△△氏のこの一言はまさにその通り」と、自分が目にした言葉を丸ごとコピペして一般公開してしまうことだ。
もちろんそれは自分の備忘録的な目的でSNSに載せている場合もあるのだが、言葉をそのまま拡散する必要はないのではないかと。
そのままの言葉を他の誰かにそのまま伝えるのではなく、良いと思った言葉から自分が感じたことを自分の言葉で周りの人や次の世代に伝えるような役割を果たしていきたい。
それには「素敵だな」と思った言葉はそのまますぐに一般公開はしないこと。
自分の経験や知識、今まで持っている価値観の中でしっかりと熟成させる…自分が感銘を受けた他の人の言葉がワインなら自分の経験はワイン樽。
しっかりと自分らしい風味をつけてから、自分らしい言葉で誰かに伝える…これが真の「アウトプット」なのでは…そんな風に最近感じている。