1990年11月16日のプロ野球(職業野球新聞)
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タイラー・リー・バンバークレオ選手は、西武に入団した1987年シーズンこそ外国人枠の制限もあって一軍での実働がありませんでしたが、1988年シーズンは打って変わって長打力を発揮。OPS1.024と「歩かせた方がマシ」状態の五番打者として、直球を軽々とスタンドインさせるパワーで38本塁打をマークし、チームの日本一に大いに貢献しました。
ところが、1989年からは弱点が変化球と見た他球団の徹底した変化球攻めに苦しんだばかりか、新たに加入したオレステス・デストラーデや先発ローテーション投手の郭泰源投手との外国人選手枠争いもあって、出場機会自体が減ってしまいました。
枠の問題は依然として残っているばかりか、変化球攻めの件もあり、1990年シーズンオフに広島に金銭トレードで移籍。狭い広島市民球場での長打力発揮に期待がかかります。
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