次男の発表、その日 # 母が語る2度目の高専入試
黙って有給申請
長男の受験時にお世話になっていた職場では同じ子育て世代の人がいて、受験を気軽に話せる雰囲気。
これがなかなかに有難く、受験生の母としての緊張感を和らげる大きな助けとなっていました。
そして2年が経過。
私は別の職場へ転職し、大ぴらに話すことは憚られ…
一応、「息子さん、受験生だっけ?」と話しを振られれば応えるものの自ら話題にすることはありませんでした。
結果発表の日は10時からオンラインで合否チェックができますが、長男と同じようにしようとお休みを申請。
「なぜ休む?」と問われることはないので、ひっそりと当日を迎えました。
PCの前でじっと待つ
葉介は放課後に校長先生から結果を聞くため制服を持参。
様子を見る限り、淡々としていたように感じました。
学校には「緊張するよ~」と素直に気持ちを吐露できるであろう友達がいるので心配無用です。
この点が交友関係薄めの長男と大きく異なる点なのですが、友達の支えは大きな安心要素。
結果次第では親の下手な慰めよりもずっと大きなパワーとなるでしょう。
私は朝の雑事を終え、その後は自室に籠ってPCの前でひたすら10時を待ちました。
手元には受験票。
とても覚えやすい番号だったので忘れることはありませんが、間違いなく確認できるように葉介から預かりました。
また、もし合格だった場合は書類をもらいに行くつもりだったので受験票が必要になります。
結果は受験番号の羅列から探し出す
他高専のことは分かりませんが、息子達が通う高専の発表形式は受験番号の羅列です。
合格者の受験番号がずらずら~っと並んでいる中から番号を見つけなくてはなりません。
また、受験番号は必ずしも順番通りではない点が厄介でした。
正解は不明ですが、恐らく第1志望の学科以外で合格した場合は、第2志望、第3志望の枠内で受験番号が並んでいるのではないかと…
ひとつの学科の中で受験番号が大きくなり、また小さい番号に戻って大きくなる…と繰り返していました。
長男のときは上から順番にチェックしただけだったので気付きようがなかったのですが、葉介のときは上から見始めたものの途中で下からチェックをしたくなり、何やら番号が混ざっていることに気が付いた次第です。
番号、見つけた!
そして、見つけました。
1人、PCの前でモニターを眺めつつ、声には出しませんが「ダメ元だって受かれば同じ!」という喜びが沸々と。
同時に「これで息子達の高校受験は終了!」と解放感も味わいました。
居間で待機していたじいちゃんに合格を伝え、私は書類をもらいに行くための外出準備。
「葉ちゃんが落ちたらどうしよう、何て言おう」と人一倍心配しているアピールをしていたばあちゃんは、グラウンドゴルフのため留守でした。
長男のときの後悔を思い出す
合格発表の日から入学に備えた書類配布が始まります。
これを受け取って、必要なことをいち早くチェックしたい性分の私。
受験票を持って、高専へ向かいました。
駐車場に車を停めて、学生課棟へ。
中庭に受験番号が張られたホワイトボードを見つけたので記念撮影しておきます。
本人が不在なのでイマイチな写真ですが、一応。
棟へ入って受験票を見せたら学科別に並んだ担当者のもとへ。
「おめでとうございます」という嬉しいお言葉と共に封筒をいただいて終了。
駐車場へ戻りつつ、長男のときに本人を連れてくればよかったと後悔したことを遅ればせながら思い出しました。
家に向かいながら銀行の窓口で入学金を支払い、本日の任務は完了。
支払期日まで猶予がありますが、「うっかり」がなきにしもあらず…
ということで、済ませました。
このせっかちなところは、長男のときと何ら変わり(進歩)ありません。