私立高校入試 # 母が語る2度目の高専入試
私立は2回の受験チャンス
葉介の受験パターンでいうと、高専を含めて3校の受験チャンスがあります。
私立、高専、公立。
私立は受験料が2万円ほどかかり、高専の受験料よりも高額ですが、2回のチャンスあり。
点数によって合格のランク分けが行われ、優秀な成績ならば奨学金などの特待が得られるシステム。
2回のうち良いほうの合格ランクが採用されます。
滅多なことでは不合格になりませんが、私立だけに下手なランクで合格すると親の懐がかなり痛むことになるのです。
高専、公立ともにダメだったときの保険ではありますが、S、A、ギリギリBランク辺りで合格をして安心したい気持ちが大いにありました。
期末テスト前のタイミング
試験日程は冬休み明け直後と、その2週間後。
つまり、期末テスト前です。
夏休みに下見を済ませているし滑り止めだから緊張感もそこそこ。
高専入試のリハーサルくらいな感じです。
結果
受験した私立は高専と同じマークシート。
そのためか結果がわかるのも早めで、翌週の金曜日には校長室に呼び出されて結果通知を受け取ります。
私は葉介が持ち帰った通知によって結果を知ることになるのですが、受かること前提。
気楽に待っていました。
で、通知を見たところ…
「C」ランク。
まさかのCランク。
これには本人もショックだったらしく、「次は頑張る」と宣言してました。
私も「これはヤバい」と思いつつ、「あくまでも滑り止めだから~」が本音。
そして、2回目を迎えました。
衝撃の結果
で、2回目の通知を持ち帰った葉介さん。
見たら、もちろん合格は合格。
でも、「D」ランク。
ちなみに「E」は不合格です。
あまりにも酷いので、2人で笑いました。
しかも葉介は、通知を「こんなもん捨ててやる~!」とクシャクシャに丸める始末。
後で私が回収しましたが、さんざんな結果でした。
一番どうでもいいと思っていた私立でこの結果ですから、高専はもちろんのこと公立にもヤバさが漂います。
長男の合格ランク
2年前の長男のときは、受験料が5千円ほど安いかわりに受験チャンスは1回でした。
で、Sランク合格。
進学校を目指し、滑り止めとして受験する子達は大抵の場合、SかAランクで合格となります。
でも公立に合格すれば、かなりの確率で効率へ進むのが一般的なエリアなのです。
実際に入学者する5~6倍の受験者がいるようなのですが、この私立は倍率を公開していません。
滑り止め受験が大半ですから、公開しても意味がないからなのでしょうか。
とにかく高専の合格ラインからこぼれ落ちている葉介にとって、私立入試は絶対的に通らねばならない道だったことは確か。
色々を端折って言えば「無事合格」に間違いはないけれど、なんだか精神的なダメージがとてつもなく大きかったです。
ダメージを受けたのは主に私で、葉介は「最初から行く気なんかねえし」と切り替えが超スピーディ。
受験生と過ごす年明けからの日々は、心穏やかというわけにはいきませんでした。