5月19日カナダB.C州フェーズ2に!
ついに、約2カ月のロックダウンから、段階的に緩和され始めました。カナダの中でも感染者数の増加が緩やかなここB.C州は、連休明けの月曜日から、フェーズ2になりました。
具体的には規制付きで、モール、美容院、レストラン、カフェ、図書館、美術館、歯医者、対面カウンセリング、デイケアや公園、ビーチもオープンするという事で、安全面を第一に少しずつ日常に戻っていく流れになってきています。
順調に行けば、6月-9月の間に規制、規定をさらに緩めていく。その他のビジネスも開いていく。(フェーズ3)
ワクチンやトリートメントができるなどの条件付きで大きな人の集まり(コンサートやイベント)の開催ができるようになる。(フェーズ4、次期は未定)と政府が発表しました。
個人的にはここからが、本当に一人ひとりの責任感やモラルにゆだねられていく気がします。
今回、対策は国々でそれぞれちがくて、それこそお隣の国アメリカとも全然違います。詳しいことは良く分からないけど、私はカナダで良かった。なぜなら、トルドーさん(首相)は当初から一貫して、「一番大切なのは、あなたの命です。あなたが必要なものは全て、全力で政府がサポートするから、みんなで力を合わせて、このパンデミックを終息させていきましょう」って毎日、ライブで日曜日も繰り返し繰り返し私たちを励まし、皆で乗り越えようというメッセージをくれて、実際口だけでなく、本当に政府はお金を配る形で、個人、ビジネス、団体にサポートをしています。
実際にお仕事が無くなった人、激減した人、一時的解雇の人たくさんいます。私の周りにも以前より忙しい人や変わらないって人が5割、あとの5割は大小の影響を受けてます。個人経営の私も売り上げ面ではめっちゃ影響受けてます。(今まではイベント収入が全体の8割だったんだけど、今はオンラインでの活動に切り替え結果全体の5割減くらいで済んでいる状況。)でもね、なんか、ここの人たちみんなおおらかで笑顔なんです。経済活動も以前とほぼ変わらず、take outしたり、オンラインでお買い物したり、変わらずお金を回しているし、むしろ今まで以上に国民皆がカナダ産を買おう。スモールビジネスをサポートしようと熱いです。(あくまで私から見えてる世界であって全てではないと思うけど)
私個人の体験をシェアすると、オンラインショップをやってなかったのに、インスタやFBから今までのお客さんから連絡がきて、さらっと大量オーダーしていったり、1つ$12の買い物して$100払ってきたり。バーチャルでイベントに出店すると宣伝すると近くの遠くの友達がみんなオーダーしてくれたりといった温かいサポートの連続&お茶が届くとありがとうのメッセージをくれる。もぅなんなんでしょう!!!泣く。そして、同じような出来事は友達やクライアントのレストラン、カフェ、グロッサリーのオーナー達にも起こってて、私たち、かなり勇気づけられてるよね~。がんばろう~となっています。
本当の本当の先の事は分からないかもしれないし、目に見えないものに対する怖さはあっても仕方ないとおもいます。けど、この2カ月、ロックダウンを経験して、目に見える、人の団結力や優しさに触れ、一人ひとりの行動力を見て、この先何があってもどうにかなる。健康さえあれば、最悪死なない。って思いました。トルドーさんも一番大切なのはあなたの命って言ってるし。国のリーダーたちの心からのメッセージで、(お互いを思いやって行動しましょう、私たちは一人ではありません。皆でこれを乗り越えていきましょう)私たち一人ひとりの国民の意識も同じ方向をむいているという感覚がします。(細かく言うと、8-9割くらい。どこでも1割のアホはいるよねという感覚です)
最近日本のニュースで、この先、日本の経済が落ちていくと国民はウィルスで亡くなってしまうのではなくて、経済難などで自殺する人のが増え、それで命を落とす人の方が多くなるって日本の偉い人たちが言っているのを聞きました。日本で仕事をした経験がないから、日本でお仕事するのがどれくらい大変か分からないけど、どこにいても一番のプライオリティーはあなたの命、その人のいる環境や家族、趣味や生きがいだとおもいます。仕事やビジネスはそれらの次に来るものじゃないかなと。だから経済難で自殺は悲しすぎると思いました。。。仕事が生きがいっていう言葉はあるけど、生きる力が湧き上がるほどのわくわくや情熱を注げるものが仕事になったって状態だから、やっぱり命の方が大事とおもいます。
経済難で自殺増えるっていう考えを聞いた時に悲しいというか、しょうがないで流してはいけない気がして、一つの現実として、2カ月ロックダウンして、失業者や国からの援助金で生活しているカナダの状況にある中、国民はおおらにというか、いつ仕事に戻れるか分からないけど、晴れた日にはそこらじゅうで日向ぼっこを楽しむ奴らがいるって事を知ってほしいなと思ってしまいました。
ちなみに、つい最近、多くにカナダ人が激怒した出来事は、カナダのマックが一時的に牛肉を輸入肉に切り替えると発表したら。。。「カナディアンビーフでないバーガーならもうマックには行かないっ!!」「カナディアンビーフに戻るまでバーガーは買わない!!それまでは、僕がここに落とすお金はコーヒーとソフトクリームだけだ!!」って怒っていました。いろいろ突っ込まずにはいられない出来事だけど、カナダ人の愛国心はぶれません。
これからも、地元で採れた野菜を食べ、ローカルのロースターが挽いてくれるコーヒーを飲み、お気に入りのレストランで食事をし、ビーフはカナディアンビーフで!楽しく生きていきましょう♬