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2022年にしたこと、2023年にしたいこと

去年下記のnoteに書いた「2022年にすること」は、おかげさまで叶いました。書いたことは意外と現実になるので、今年も書き残しておきます。

2022年にした仕事など

【TSUNAGUTO】note連載(コラム、レシピ、写真)

お茶ブランドTSUNAGUTOさんの公式noteで2020年7月から引き続き連載させていただいております。過去記事は以下のマガジンにまとめています。

【TSUNAGUTO】お茶グルメの試作・試飲会のオフライン開催

ブランド発足以来初の、念願のオフラインイベントも開催しました!

自分が考えたレシピを、参加者様に目の前で試作・試食していただく貴重な経験でした。直接味のご感想がいただけて嬉しかったです!

イベント当日に作るレシピは皆様のお声を参考にして決定しました。私自身初となる食品アレルギー対応のスイーツレシピも。

TSUNAGUTOでは、2023年も催しを行う予定です。ぜひ来年お会いできますと幸いです。


【きみくら】『お茶の歳時記』連載(エッセイ)

静岡の掛川市に位置するお茶ブランド「きみくら」さんのカタログ(紙、Web版)での連載も一年以上に。Webカタログのバックナンバーは下記からご覧いただけます。カタログ中程の、『お茶の歳時記』のページです。

↑例えば春号のテーマは、「抹茶はもっと自由に」。
私の文章に合わせた「抹茶うぐいす餅」を静岡で作成・撮影していただき
カタログ上で合体させた、豪華な回です。

お茶だけでなく「夏のコントラスト」がテーマの回もあれば、レシピや新米、茶席の禅語までテーマが多様で、毎回「自分からこんな文章が出てくるとは…」と驚きます。おかげさまで文章の引き出しが本当に増えました。いつもありがとうございます。

【きみくら】「お茶の時間」シリーズ(コラム、写真)

旬の食材を使ったレシピとお茶をペアリングするコラムで、レシピと写真を提供いたしました!

上記のサイトのほか、きみくらオンライン公式Instagramでも公開中です。(例えばシリーズ第二回はこちら

「お茶の時間」シリーズとは別で、カタログとWeb用のレシピもご提供しています。こちらもサイトInstagramで公開中。


東工大の研究室主催のイベント登壇

東京工業大学 野原研究室の教員・学生の皆様に「見立て」をテーマに茶道具をデザイン・製作していただき、それらを使って実際にお茶を点てました…!渋谷QWSでのオフライン開催と同時に、zoomでのウェビナー配信を行いました。

↑こちらのメインビジュアルも撮影しました(この写真の中にも見立てがいくつか)。この写真のクリアファイルも作成していただき、初の自分グッズができたのもいい思い出。笑

↑見立てた茶道具の一部。研究室の皆様の国際色と個性が豊かで、こんな道具で茶会することはもう無いのでは…。本当にありがとうございました!


英語論文出版

2020年に書いた現代茶人の人類学に関する英語論文が、2021年に査読を通過し、2022年にようやく出版されました。シンガポールの『Asian Journal of Social Science』vol.50に掲載。

茶道をする戦後昭和期の主婦や平成後期の会社員が「何を根拠にして人は社会構造と折り合いつつアイデンティティを構築するのか」がテーマです。

この論文は以前の所属先に在籍中に執筆したものです。現在の所属先とは異なります。


転職した。

今年30歳になる女が、フルリモートで副業可能の会社希望で、しかも未経験の職種に転職するとか、無理ゲーでしかなかった。しかし縁あって、希望していた全ての条件を満たすことができました。おかげさまで、先に書いたようなお茶の仕事もしながら新しい仕事を頑張れています。

前職でお世話になった皆様、3年間ありがとうございました。

インサイトリサーチャーになった。

人類学の手法でもある定性調査をもとに、人々の行動と心理(n=1)を分析し、商品開発等のアイディエーションまでを行なっています。どちらかというとマーケティング寄りのリサーチャーです。

単にお茶に詳しくなるだけでは、お茶は売れないので…。今足りない能力を身につけるためにどうしても必要性を感じて転職しました。会社の仕事をこなすことで自分の能力が伸びてる実感もあって、日々楽しいです。

業務内容はこちらの書籍に詳しいです。


在野の人類学者を名乗った。(2022年12月〜)

20代はお茶しかしてなかったのに急にインサイトリサーチャーになり、人への説明に困っていたところ、文化人類学者の磯野真穂さんのアドバイスで人類学者を名乗ったら全部解決しました。

大学院で茶人の人類学の研究をして、ネイティブ研究(研究者も研究対象になること)として茶人になり、そのデータを元に英語論文を執筆し、茶人の研究は一段落。今は定性調査を行うリサーチャーとなり、20代前半からずっと人類学をしている。

…と、紆余曲折が綺麗なストーリーになりました👏
つまり、「お茶」「リサーチャー」という具象しか見ていないと方向性が大きく変わっているように見えるのですが、人類学という一段上の包括的な概念(抽象)で表現すると一貫していることがあるのかなと思います。

しばらく「在野の(大学に所属していない)人類学者」かつ「ときどきお茶の人」として運用します。違和感があれば、都度変えます。


【寄稿】メシ通など

というわけで、まだまだお茶の仕事もお茶以外の仕事もします。今年単発で書いたものだと、あらゆるお茶でお茶ハイを作りまくる記事など。


2022年にした仕事以外のこと

📸七十二候シリーズ完結

365日を5日ずつ72個に分けた七十二候。5日おきに変わるテーマに合わせて72枚の写真をアップし、2月に無事1巡しました。ダイジェストは以下のnoteに。

もともとはお茶以外の季節の写真を撮ろうと思い立って挑戦したシリーズです。写真1枚1枚、1候1候の思い出が濃すぎる…。


📸二十四節気シリーズ開始

七十二候に比べたら労力は3分の1ですが、具象を描いた七十二候よりもより抽象的で、被写体の決定が難しかったです。2023年1月に1巡します。


⛰富山県の立山連峰へ

このnoteのトップ画像も立山。グランピングやデイキャンプはしたけど、山は全然行けていない…。

2023年にしたいこと

2021年は「今できること」ばかりを仕事にしていたため、2022年は「今していないこと」としてインサイトリサーチャーという新しいことを始めました。まずはそれを極め、新たに「今できること」と言えるようになりたいです。

また、2022年12月から在野の人類学者を名乗ることになったので、お茶やお菓子の写真ばかりアップしてないで真面目な話も小出しにしていきたいと考えています。
社会人のアイデンティティと仕事」や「エッセンシャルじゃないワーカー」あたりが依然として関心領域です。(それこそ具象レベルだとお茶の論文しか書いていないのですが、通底するテーマはかなり普遍的です)

あとは、山に登りたいので筋トレします。今は漫画とかに影響されて石段(=マンションの階段)を上がり下がりしてます笑

より頻繁に更新されるサイト

「今年したこと」シリーズのnoteは年に一回しか更新しないのですが、その他は割と更新しています。
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本年も大変お世話になりました。
また来年も、何卒よろしくお願いいたします。

矢島愛子

初めまして、Teaist(ティーイスト)です。 noteまたはSNSのフォローをしていただけると嬉しいです🍵 Instagram https://www.instagram.com/teaist12/ Twitter https://twitter.com/amnjrn