No.43:へしこのお茶漬け #Weeklyお茶漬け
はじめに
#Weeklyお茶漬け は季節と連動したお茶漬けを毎週更新するシリーズです。一昨年の七十二候シリーズ、昨年の二十四節気シリーズの写真を撮っていく中で得た季節ごとの知識を活かし、お茶と具を毎週考えてお茶漬けを作り撮影しています。
Twitterでは画像のみ、Instagramでは3行レシピと共に更新していますが、noteでは材料や分量、細かいポイントも公開します。
No.43 へしこのお茶漬け
冬支度が始まる、11月20日週のお茶漬けです。冬は保存食でもある塩漬けが美味しい季節でもありますね。
数ある魚介の塩漬けの中でも、今回は福井県名物の「へしこ」を選びました。へしこはサバなどを塩漬けし、米糠に漬け込んで1年以上にわたり熟成させた発酵食品とのこと。塩気が強く、和風アンチョビとも呼ばれているそうです。
今回は器も福井県産。いや正確には、器に合わせてへしこをチョイスしています笑
(福井県産で揃えようとして買ったのに、このへしこを販売している荒忠商店さんは石川県の会社でした…!確認不足…)
【材料】(2人分)
へしこ:4~6切れ程度
白米:1合
青じそやネギなど:少々
和紅茶:200ml
へしこは1切れでも結構しょっぱいので、ご飯の量にもよりますが少量でも満足できるはずです。
へしこ茶漬けのレシピ
青じそやネギは刻んでおく。
ご飯を盛り、へしこと1.を載せる。
2.にお茶を注いで完成。
ご飯に載せてお茶漬けにするのは、へしこを販売している会社もオススメしているので公式の食べ方のようですね笑
使ったお茶
動物性の塩漬け(生ハムやスモークサーモンなど)に和紅茶を合わせるのがとても好きで、今回も例によって和紅茶を使いました。福岡は八女の山間部で育った和紅茶です。
使った器
そして今回とても大事なのが器。福井の漆琳堂さんのブランド、RIN&CO.のものです。
越前硬漆(かたうるし)を使った、食洗機OKの漆器です。高台(お椀の足の部分)がないので、上のツイートに写真の通り、スタッキングした時にものすごく収まりがよくて薄い…!
さりげに、先週のお茶漬けの器も同じくRIN&CO.の器です。色が違うと全然雰囲気が違いますね。先週のはコーラルピンク。
何より漆器といえば赤と黒という先入観があったのですが、このカラーと形のバリエーションがすごい(下記オンラインショップ参照)。漆器だとなかなか見ない形の器が多く、お椀以外にも普段使いやすい形を選べます。私は悩みに悩んで同じ形を3色買いましたが、予想以上に毎日使うのでちょうどよかったです。
インスタもあります
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美味しいお茶漬けの構成要素は「①塩気、②動物性の素材、③素材を損ねないお茶」ではないかと思いながらレシピを開発しています。②は油分などでも置き換えられると思います。
そのため、普段ならあんまりお茶漬けにしない具も扱いますし、季節感が出る素材であればなんでも積極的に扱っていきたいと思います。
再現しやすいよう、お茶は細かい品種やブランドを指定せず、ざっくりとしたジャンルでお伝えします。
初めまして、Teaist(ティーイスト)です。 noteまたはSNSのフォローをしていただけると嬉しいです🍵 Instagram https://www.instagram.com/teaist12/ Twitter https://twitter.com/amnjrn